刺杀小说家

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これが面白かったの!予定調和なのは仕方がない。中国のドラマは面白いんだけど、映画はいまだに微妙だと思ってたの。ドラマも香港系の人たちがかなり入って作ってるのは事実だけど、映画はいまだにツイ・ハーク、ゴードン・チャンの、最盛期の出がらしみたいな感じでさ。

先日見た、「侍神令」に「唐人街3」の出来があまりに悪くてがっかりだったのだけど、これはステージが変わった感じがする。

これは是非日本に持ってくるといいと思うんだ。大画面で見られるなら楽しいと思う。

「刺殺小説家」というと、日本語では小説家が刺殺魔っぽいけど、そうじゃない。小説家を暗殺しろ、という話です。

2021年

感想

監督は「路陽」という人。2007年に北電を卒業したということで、若手。と思ったら、あれか。私の苦手な「绣春刀」の監督か。あれはちっとも良さがわからなかったけれど、これは面白い。

ストーリーは、

六年前に「小橘子」という娘を誘拐された关宁は、六年間放浪しつつ娘を探している。妻とは離婚した。誘拐犯を捕まえたと思ったのに、誘拐犯に仕立て上げられたり、散々な目にあっている。そこに屠灵という女が現れ、娘を探してやるから、路空文というネット小説家を殺せという。路空文の書く「弑神」という作品内で、赤发鬼に何かあるたびに、アラジングループ総帥の李沐が倒れるのである。

というわけのわからないところから始まります。

これが面白いんだってば。

アラジングループとは、この作品世界中のネットの大企業です。セキュリティから何から何までこの作品世界の中ではここのサービスが使われてる。(どう聞いてもアリ○バ)

关宁は物を投げると百発百中という能力があって、とにかく石を投げる。

「刺殺」というタイトルながら、日本人的には「小説家を撲殺しろ」が正しいかな。

で、その暗殺対象の路空文がしぶといしぶとい。

図書館で執筆するのだが、その執筆中に自分をじーっと見る关宁が「ファン」だと名乗ったので大喜び。もう、人畜無害なヲタク青年にしか見えないし、自分に懐くから关宁の方に情が湧いてきて殺せないし。自分の手帳を読まれて、赤发鬼のキャラに加えられてみたり。ネット小説家なのでやりたい放題です。私がやらなくはないんだけど、これは変だ何かあるなと踏んだときに、わざと無邪気に振る舞ってみたり、アスペルガーっぽい振る舞いをわざとやって、向こうから去ってもらおうとすることってありません?そんな気配がないわけではない。

CGその他をすごく活用するのだけど、それは「弑神」というメタ小説部分です。

なぜ、無関係そうな李沐に、路空文の書いた小説が影響するのか?と小橘子はどうなったの?という話と。この二つが並行するの。

テンポもいいし、映画館で見たいやつだったよ。

雷佳音は、「長安二十四時」もそうだったけど、なんでこの人、こういうへろへろな役ばっかりやってるんでしょうね。
悪いか悪くないかというと悪くないんだけど、長安二十四時とあんまり変わらない演技スタイルで、ああ、こういうふうに演じちゃうのかー。という感じになってしまうからもったいない。最後は、中国映画なので勧善懲悪なのは、仕方がない。

ヤン・ミーが、もう殴るわ、蹴るわ、スタンガンで倒すわ、水責めするわ、で、実に良いんですよ。もともと「考えることは私の仕事ではない。私は言われたことをやるだけ」という人だったのが、気づいてしまって自分の頭で考えるようになるのが悪くないですね。実際には、ああいう、自分の頭で考えない人が自分の頭で考えると、あさっての方向に進むと思いますが。

それよりも、小説家の路空文と、メタ小説で苦行を行う空文を演じた董子健。小説家の方が、メガネだからというのもあるけれど、ひょろひょろとした小説家と、黒甲のおかげで俊敏になっていく空文とすごくよく演じ分けていたと思う。

佟麗婭は、小説内の空文の姉役です。一分くらいです。

董潔は、離婚した妻役でこれも合計一分くらいです。
二人とも、カメオで友情出演という感じ。

もう一つの主人公が、坂の町「重慶」。長江から上がってくるところが、現実ではないようで、すごかった。「秘岸」の頃からかなり発展してるようだけど、相変わらず、香港島の、ミッドレベルあたり以上の勾配差の連続のようで、しかも階段だらけ。空気も「秘岸」の頃よりは多少良くなってるように見えるのだけど、やっぱりあんまりよくないですね。あそこ、足腰と心肺がそれなりじゃないと行けないところだわ。足腰よりも心肺ですかね、私。早めに行かないと。と思いつつも、あの空気を吸うのかあと思うと結構厳しいです。

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