2000年以上前の中国秦の時代、皇帝の命を受けた軍隊は反逆を試みる部族を制圧するためゴビ砂漠を越え、はるか北方の国境の警備にあたる。荒廃したその地は冬が訪れると狼ンによって支配された。度重なる戦で多くの血が流された後、陸指揮官は部下とともに退却を始めるが、猛吹雪に見舞われ、「呪われた」ハラン族の村へと避難する。荒廃した掘立小屋の床下に陸は謎めいたハラン族の美女を見つける。当初は疑心暗鬼だった2人の間に愛情が芽生えるのに時間はかからず、お互い求め合い7日7晩の契りを交わす。しかし陸は、恋の代償がいかに高くつくかを知る由もなかった・・・・・・。
狼災記 2009年
感想
ティエン・チュアンチュアン(田壮壮)
原作は井上靖の「狼災記」。見る必要のない映画だった。
なにこれ。
当時それなりに人気のあったオダギリジョーを主演に持ってきたのに、日本で公開が遅れたのも仕方がない。つまらないのだもの。
ロケはさぞ過酷だっただろう。だが、実りのないロケで気の毒である。