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A PANG HO-CHEUNG FILM AV

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レン・チーオン、ファッティ、バンド・エイド、ジェイソンの4人は卒業を間近に控え、“長い休暇”に直面していた。彼らは、元クラスメートで映画学校に通うロクが、自分の好きな女の子に架空の映画への主演を申し入れ、自分がその相手役としてキスシーンを演じる策略を立てたことがバレて退学になったことを知る。そこで4人はこのアイディアをもとに、日本のAV女優に出演を依頼することを思いつく。プロジェクトのニュースは広まり、「俳優」志望の生徒たちも集まり、エッチが目当ての映画製作がスタートするのだが・・・

AV 2005年

感想

監督はパン・ホーチョン(彭浩翔)。

まなみちゃんが香港に来る以前の準備段階が面白い。

香港の女の子たちはかなり固い。「結婚するまで」という子も少なくないらしい。でも、フェイの彼女はいわゆるヤリマンちゃん。お互いにタイミングが読めないのね。

資金を得るために演説したり、他にも「紛争解決機」(「人生分かれ道マシン」)とかよく思いつくわあ。
トイレで義兄弟の契りを交わすとか。もう、汚い〜。

女の子の気を引くためにコカインを吸うふりをするために砂糖をオクトパスカードで分けて吸うのだが、オクトパスカードだよ、オクトパスカード。交通ICカードだよ。よくやるわ。でも笑える。

観音様と関羽を「誰ですか」と日本人に聞かれて「賞をとったときの」と答えているが、日本人が聞くかよ。具体的に何かはわからなくても、神様なのはわかるだろう。観音様はひょっとしたら天后様かもしれないけれど。

おそらく、ほぼ全員をどこかで見ていると思う。ただ、見覚えはあまりない。
日本語通訳もするジェイソン役のウォン・ユーナンに見覚えがあると思ったら「僕は君のために蝶になる」で一人吹き替えられていて、主人公が気になる男の子役だった人ではないか。日本語がかなりきれい。ゆっくりなぶんだけ、むしろ天宮まなみよりも聞き取りやすい。

口先八丁手八丁の男(ローレンス・チョウ)だが、このキャラクターなら口先八丁だけで生きて行けるよね。ナンパなデレク・ツァンはパパのエリックにはあまり似ていない。でぶちゃんは見覚えがまるでない。きっかけとなったガーロッを演じた人はなんだか向井理っぽい。

天宮まなみは下手で、「今年二十歳になる」という設定だったが、ちょっと老けていた。さいごのお守りのところで一枚上手だった、というのはわらったわらった。

パン・ホーチョンはなんだかんだその時代を切り取って練り込んで行くのが上手い。今回は1971年ビクトリア公演のデモだ。公園が昔は広場で尖閣諸島問題でもめたことがあった。暴力で押さえつけられたデモで、7人の学生も逮捕された。字幕では「日本が尖閣諸島を占領したのがきっかけで」とあったが、日本人的には「いきなり中国が主張して乗せられた学生が」だろう。それは置いておいて。

なぜ、「知ってるか?ここの公園は昔広場でデモがあったんだ。そこで7人の学生が逮捕された。英雄だぜ。それに引き換え俺たちは女とやることばかり考えている」という台詞が出てきて、ラストに字幕まででるのだろうか。

2005年公開作だ。2004年に製作していたと考えて良いだろう。当時は小泉政権下だ。尖閣諸島問題が近年表に出始めたのはこの頃ではなかっただろうか。
もともと、小泉政権を中国は歓迎していた。それはそうだ。日中友好条約締結時の首相の田中角栄の娘の田中眞紀子を外務大臣に迎えた政権だったから。それが徐々に右傾化していった。そして靖国参拝だ。そういう時代の作品だからだ。これすらも自分の頭で考えたつもりになってるが、考えることもない連中は「反日映画」と決めつけるのだろう。

そこから日本も中国も変わっていない。10年近く前の作品なのに。ま、そんなものは置いておいて、アホな大学生の物語を楽しもうではないか。

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