処刑剣 14BLADES

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明王朝が誇る秘密警察・錦衣衛の青龍は、出動命令を受けて大臣宅へ急行するが謎の集団に襲われ部隊は全滅。ただひとり窮地を脱した青龍は、何者かの陰謀により追われる立場となってしまう。

錦衣衛 14 Blades 2010年

感想

監督はダニエル・リー(李仁港)。

苦手な俳優三本の指に確実に入るのがドニー・イェン。顔も好みでなければ演技も暑くるしい。今回もやっぱり暑苦しい。無駄なものを一切引いてみればいい演技ができると思うのだが、「引く」というところにこの人は恐怖を覚えているのか、何なのかわからないがおそらく「引く」ことはできないだろう。

ヒロインはヴィッキー・チャオ。可愛らしい人なんだが、今回は「おてんば娘」を好演。それほどこの方の作品を見ているわけではないのだが、なぜか「ヴィッキー=おてんば」の印象がある。かわいいのだけど、もう年齢も年齢だし、他の役柄に挑戦して欲しい。

後半から砂漠の「判官」役で出てくるウーズンは完全にジャック・スパロウのコスプレなのだが、美しいのなんの。綺麗なシックスパックスを見せてくれる。このウーズンで相当点を稼いでしまった。

悪役はサモハン。いつのまにか「キンポー」が抜けているのだが、まあ、いいのだ。この人は特に何かするわけではない。

サモハンの養女役(最大の敵)がケイト・ツイ。親王の養女が殺し屋ってどうよ?と思うのだがそこはおいておこう。ただ、この方については背景もなにも語られず、襲ってくるだけ、というのはちょっともったいなかった。

アクションなど

アクションはドニー・イェンだがワイヤーが多め。英題のもととなった14の剣の入った「チンロンだけが持てる箱」もからくり箱のようだし、ケイト・ツイは上に羽織った何枚もの薄衣を脱いで分身の術を使う上で、鋼鉄の鞭を使って攻撃する。ウーズンは火薬を使うし。いわゆる肉弾戦はあまりない。

ヴィッキー・チャオとドニー・イェンが惹かれあう、という設定なのだが、もともとドニー・イェンが好みではない上に、「生きるために兄をも殺さねばならなかった」非情な男、という設定でこれはうまく表現していたのだが、ヴィッキー・チャオとの間に生まれる感情をドニー・イェンがあまりうまく表現できていないために、いまいち説得力がなかった。

ネタバレ

ドニー・イェンがきちんと表現できていれば、終盤のケイト・ツイとの最後の戦いのシーンで、ケイト・ツイを抱きしめ、箱から発射された14番目の最後の自害用の剣、というか矢かな、それに二人とも貫かれて絶命し、そこからヴィッキーの独白に入るラストは感動ものになったと思うのだが。ドニー・イェンの大根ぶり、というか、幅のあまりない演技で台無しになってしまったのがもったいない。

アイドル(脱アイドルしたいらしいが)のウーズンが喜々として綺麗なお腹に鞭を受けて死んでいくシーンの方がよっぽど良かったくらいだ。

ヴィッキーの独白になってから、どうもヴィッキーが伝国の璽を皇帝に返したようなのだが、あれだけ引っ張ってあっさりとヴィッキーが言うだけ?と思ったのだが、映画のバランス、小気味の良さを保つためにはそれで良かったのだろう。

見所はあまり出てこないけれど、まずウーズン。本当に楽しそうに演じているのだ。ファンではなければちょっと割り引いていただきたいが。

アクション映画なのでストーリーはありきたりだが、完全なハッピーエンドではないのが良かった。テンポも香港映画らしい小気味良さだ。主演のドニー・イェンが足を引っ張っているのがもったいない。

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ドニー・イェン, ヴィッキー・チャオ, ウーズン, サモ・ハン
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