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光にふれる

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生まれつき目が不自由なユィシアンは、類まれなピアノの才能を持ちながらも、幼いころにコンクールで起きたある事件がトラウマとなり、表舞台に立つことができなくなっていた。ピアニストを夢見るも、叶える術を知らないユィシアン。そんな彼をいつも近くで見守ってきた母は、心配な気持ちを抑え、彼が将来音楽を仕事にして自立できるようにと、台北の音楽大学に通わせることにする。家族と離れた都会での暮らしや、健常者であるクラスメイトとの間にはだかる壁は、彼に大きな戸惑いを感じさせ、不安な毎日が過ぎていく。ところがそんな彼の生活は、ダンサーを夢見る少女、彼の音楽と人柄に惹かれて集まった仲間との出会いによって、光に満ちた世界へと変わってゆく。

原題:逆光飛翔 2012年

感想

光にふれる。
盲目の人の視覚のない世界を、視覚で表現するという、なんとも摩訶不思議な世界だった。
美しい絵は光にあふれていた。

ホアン・ユィシアンのピアノはころころと玉が転がるような音だ。
サンドリーナ・ピンナのダンスはカットで効果的にいじってあったが、シャオジエを魅了するダンサーでダンス教室の先生役の許芳宜の美しさ。クラシックバレエの美しさはわかっても、コンテンポラリーやモダンになるとよくわからない。そうか、あれは肢体の美しさを表現するものだったのかと思わされた。

本作は芸術作品、文芸作品なのだが、見覚えのある顔もあった。
そもそもサンドリーナ・ピンナは子役出身。「張榕容」ならわかるだろうか。「山田太郎ものがたり」のよつ子。御村に見初められる太郎の妹。

その元カレ役は見覚えのある韓国顔と思ったら、懷秋だった。ダ・マウス。「王子様の条件」「敗犬女王」の脇役でおなじみ。

台湾演劇の層の薄さを示すと同時に、懐の広さも示すように思った。

光にふれる

光にふれる

ホアン・ユィシアン, サンドリーナ・ピンナ, リー・リエ, ファンイー・シュウ
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