探偵のマイケル(ラウ・チンワン)と部下のサム(ルイス・クー)、フグ(チャン・シウチョン)の三バカ大将は、骨董店の警備をすることに。しかし、ハチャメチャな仕事ぶりのおかげで泥棒に入られ、骨董品は粉々、電卓から火が出るほどの大損害!事務所に戻った3人は骨董店からフグがくすねてきたランプを試しに擦ってみるとその中からハミー・ボーボー(セシリア・チャン)という魔法学校の生徒が現れた!ボーボーは卒業試験として、3つの願い事をかなえてあげないと元の世界に帰れないらしいが、マイケル達は頭のおかしい女だと全く取り合わず事務所から追い出してしまう。失意のボーボーは路上で強盗のキン(フランシス・ン)に身包みをはがされ、大事なお箸をも奪われる。しかし、キンがアジトに戻る途中に奪ったお箸から、お箸ツインズ(Twins)が出現!人間界と魔法界のおかしな人々が入り乱れた大騒動は最強&最高潮に!
原題: 鬼馬狂想曲 2004年
感想
監督はワイ・カーファイ(韋家輝)。
ハミー・ポッポーはハリー・ポッター、バグの復讐のところはジュラシック・パーク、ところどころにブルース・リーなのはわかるのだが、おそらく他にもいろいろな映画のパロディがあるだろうにわからないのが残念だった。
だめ探偵三人組のうちの二人はラウ・チンワンとルイス・クー。この当時、この二人はコンビだったのだろうか。魔法学校の生徒のハミー・ポッポーはセシリア・チャン。主演はこの三人。
どろぼうはSHINE。強盗はフランシス・ン。お箸ツインズはまさに私が愛してやまないツインズ!
フグがなんとジョーダン・チャン。これ、2004年ではないか。2005年の「頭文字[イニシャル]D THE MOVIE」ではもっと老けて見えるのに。
セシリアの分厚い眼鏡は本当に度が入っているらしく、真ん中に穴があいている。ガラガラ声と「変人」ポッポがよく似合っている。セシリアの傑作は「ワンナイト イン モンコック」だと思うのだが、これも2004年公開。この頃がセシリアの全盛期だったのだろうか。
ツインズが強盗をするときの「凶悪な顔」が可愛いのなんの。ツインズもこの頃が全盛期だろうか。南国の濃い顔と濃いめメイクに派手な衣装がよく合っていてすごくかわいい。あんな顔に産まれたかった!私はシャーリーン派だが。
三人ともこの後、結婚に離婚、出産、写真流出など大騒動に巻き込まれるのだが、30代のセシリアとツインズでまたアホな香港らしいコメディができればいいのになあ。セシリアとジリアンが共演することはなさそうだし、「香港らしい豪華出演者による本気の低予算コメディ」も今の香港映画の状況では北京語吹き替えになってしまいそうなのが残念だ。いずれにせよ、三人とも女優としてもう一花咲かせて欲しい。
ジェーンを演じたクリスティ・チョンもすごく綺麗。セシリアとツインズが20代前半から半ばの可愛らしさだったら、この人は30前後の色気か。
髪型がださいルイス・クーだが、ボーダーのポロシャツもどきがよく似合っている。