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スナイパー

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香港警察特殊任務部隊:SDUに入隊した新人狙撃手:OJ(エディソン・チャン)。彼はその部隊にかつて、何と500メートルの距離を正確に撃ち抜く能力を持った狙撃手:リン(ホアン・シャオミン)がいたことを知る。だがリンは、4年前の銀行襲撃事件で命令を無視して人質を誤射し、過失致死罪で刑務所に入っていた。そんな彼は出所と同時に、自分を刑務所に送った警察に復讐を始めた。SDU部隊の隊長:フォン(リッチー・レン)とライバルだったリンとの因縁が、やがてOJや部隊を巻き込んで、男の意地とプライド、そして命を賭けた激しい銃撃戦へ展開していく・・・ 。

神鎗手The Sniper 2009年

感想

監督はダンテ・ラム(林超賢)。

大陸のファン・シャオミンの香港映画デビュー作だった。この方は本作で初めて見た。ショーン・ユー風、つまり色黒の華南美男だった。本作公開前におきたエディソンのスキャンダルのせいでお蔵入りしかけたが、一年後にようやく公開できたという曰く付きの作品だ。スキャンダル後のエディソンは2012年現在、まだ香港映画には戻っていない。

ファン・シャオミンの演技はいわゆる「熱演」だった。役柄から仕方がないのだが。フランス風のさらっとした演技は中華映画では期待してはいけないのだろうか。それにしてもどうしてまあ、香港映画では大陸の俳優は悪役になるのだろうか。「コネクテッド」のリウ・イエ、「インビジブル・ターゲット」の大陸組。悪役ではなかったので思い出せるのは「プレイボーイコップ」のチェン・クンかな。

エディソンはこれが香港ラストかあ、と思うと非常に惜しい。惜しい俳優だった、という意味ではなく、「インファナル・アフェア2」の怖さも、「イニシャルD」の美しさもなく、「ドッグ・バイト・ドッグ」の熱演もなく、まるでごく初期の「ジェネックス・コップ2」のような役なのだ。本作はエディソンのようなある程度キャリアのある俳優ではなく、もっと若い俳優を使うべき役だった。そんな役で終わってしまうのか、と思うと惜しいのだ。エディソン自身は局部と趣味を公開されてしまった被害者なのだが。とは言え、最近のエディソンはいわゆる「劣化」が激しい。オーラがなくなり、ただのちゃら男になってしまった。復帰作だったCDでは相変わらず結構いい声だったのだったが、俳優としては復帰できるだろうか。

リッチー・レンは悪いわけでもなく、ラストを除けば良い訳でもなく。人ってこんなものだ、

風景は射撃の背景が香港島だ。やっぱりあの街だ。エディソンはここに俳優として戻れるだろうか。期待している私がいる。

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リッチー・レン, エディソン・チャン, ホアン・シャオミン, ジャック・カオ, ボウイー・ラム
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