ほぼ全ページにアフィリエイトリンクが存在します。アフィリエイト収入は、ドメイン・サーバー維持、ブログメンテナンス、ブログ執筆にかかるデバイス代、視聴料に費やし、ブログ読者さまに還元しています。

頭文字[イニシャル]D THE MOVIE

スポンサーリンク

家業である豆腐屋の配達をすることで、知らぬ間にドライビング・テクニックを自分 のモノにした藤原拓海。幼なじみの茂木なつきとの交際を始めたばかりの普通の高校 生である彼の前に次々と現れる、スピードの魔力にとり付かれた峠のスペシャリスト たち。愛車ハチロク(トヨタ/AE86/トレノ)と父親・文太から受け継いだ天性の才能 を武器に、「赤城レッドサンズ」の高橋涼介や「妙義山ナイトキッズ」の中里毅らの 挑戦に立ち向かう拓海。秋名山の峠を舞台にドリフト・テクニックを競い合う、この 熾烈なカーバトルを制するのは誰だ!?

原題: 頭文字D Initial D 2005年

感想

監督は、アンドリュー・ラウ(劉偉強)、アラン・マック(麦兆輝)。脚本はフェリックス・チョン(莊文強)。「インファナル・アフェア」のゴールデントリオです。

キャストも(かなり)そのまま持ってきてる。私は幸い、映画館で見られたんだったな。

舞台は日本だが、言語は広東語。主役は台湾男子でヒロインは日本女子、オリジナルの主題歌は北京語でメインのサントラは英語という変な映画なのだが、気にならなくなるのは私が香港映画が好きで、主演の三人組がお気に入りだからだろう。編集も良くて途中でだれるところはない。さすがは「インファナル・アフェア」
トリオ。

ゴースト・スタイルが担当した音楽のアメリカっぽさというかスタイリッシュさもあったと思う。映画館で見たのは吹き替え版だったのでAAAだったのだろう。DVDでジェイの一路向北と飄移で聞くと妙にアジアンになってしまう。エンディングの飄移よりも一路向北の方がその感覚が強いのだが、ゴースト・スタイルの他の曲と比べるとまるで違うせいもあるだろう。そして今見るとCGがちょっと古い。

ジェイ・チョウ

シンガー、ジェイ・チョウの俳優としての本格デビュー作が本作。

組み合わせは変なんですよ。舞台は日本、ロケ地も日本、役柄も日本人。しかしながら、映画としては香港映画、なのに、主演俳優は台湾人。

決して演技がうまいわけではないが、田舎の冴えない高校生にぴったりだった。「不満だらけ」で目つきがひどく悪いのも。挙動不審で自信のない男の子にはこれもまた良い味だと思った。

鈴木杏に翻弄されるうぶっぽさも似合っていた。うぶなくせに鈴木杏の手をつないでみたり、妙に女慣れしていたけれど。ジェイは他の映像作品では演技下手が目立ってしまっているのだが、この作品ではうまく「ジェイ・チョウ」という素材が生きていた。キャスティングが上手く、また演出の上手さだろう。こういう作品には滅多に出会えるものではない。この辺りで映像作品は止めておけば良かったのに、と思わないでもない。

エディソン・チャン

お助けマン、高橋涼介役のエディソン・チャンの美しさはこの作品がマックスだったのではないかと思う。一瞬一瞬エディソンが出ているシーンはエディソンから目が離せない。実はエディソン目当てで見に行ったので、主役のジェイの不美男ぶりに驚き、はやく消えろ、エディソンをうつしてくれ、と思ったのは秘密でも何でもない。

笑ってしまったのはエディソンとジェイがペプシを飲んでいたところだ。当時二人はアジア版のペプシのCMに出ていた。

ショーン・ユー

中里毅役のショーン・ユーはなぜかひげを生やしている。似合わない。けれど、今のショーンと比べるととても若い。ジェイとエディソンにチャップマンと並ぶとショーンは年齢が若いせいもあって当時はまだまだ子供っぽさが残っていたのだった。なのでそれで良かったのだろう。なぜかとても人が良さそうだった。

その他キャスト

いつき役のチャップマン・トーはうるさいのなんの。今と比べると肌ももちもちした感じでかなり若く見える。

ヒロイン茂木なつき役は鈴木杏。エンコー娘で拓海を翻弄するのだが、ちょっと足りない。鈴木杏は金田一少年の事件簿から見ているが、「はじめちゃん!」と叫ぶだけではなく、最近では妖艶さも演じられるようになったというのに。一瞬一瞬の妖艶さを見ると、妖艶さの表現がまだ上手くできなかったというよりは演出のせい、もしくは男に都合の良いキャラクターのせいだろうか。確かにアラン・マック、アンドリュー・ラウ組はインファナルアフェアでもそうだったが女性の表現があまり上手くない。

端役の田中千絵は、ちょうどジェイがアルバム「七里香」のPVを撮影していたというのもあり、タイトルソングの「七里香」のPVでヒロインを務めた。

香港映画だったのに、この映画の後に台湾に留学することになる。香港映画に出演しても広東語ではなく北京語を学ぶことにした、というのは慧眼だったのだろう。

エンペラーのチンピラ、岩城清次役のリウ・ガンホンはジェイの友達だ。ジェイの映画でよく出てくるが大抵悪役。パンダマンでもウルフだった。

父親役のアンソニー・ウォンはほとんど何もしない。けれど、もっと何もしない阿部力(一番出てたのはチャップマンとジェイがけんかするシーンでジェイを後ろから止めようとするシーンだろうか)が大根っぽかったのを見るとそれだけのことはあるのだろう。

八月も後半になれば秋名山の舞台になった榛名山も空くだろうか。榛名湖が何度か出ていたがいつか夏を過ごしに行ってみたい。

頭文字[イニシャル]D THE MOVIE スタンダード・エディション [DVD]

頭文字[イニシャル]D THE MOVIE スタンダード・エディション [DVD]

ジェイ・チョウ, 鈴木杏, エディソン・チャン, ショーン・ユー, アンソニー・ウォン, チャップマン・トウ, ケニー・ビー
5,200円(12/07 06:06時点)
Amazonの情報を掲載しています
タイトルとURLをコピーしました