HIStory

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HIStoryというのは、台湾のBL(短編)ドラマシリーズです。中国とは違って、結構直接的な表現が多い。中国の規制された表現に慣れてしまい、すごく戸惑いました。

男性と男性が愛し合いながら殺しあうのが好みなのだけど、中国の目と目で語り、詩を引用してほのめかしていくハイコンテクストな雅さに萌えるようになると、直接的すぎると引いちゃう。

サムネでAmazon Prime Videoの画像を引っ張ってきているのだけど、これが中国ドラマではありえないような表現ばかり(とはいえ、穏当)だから、多少ご注意あれ。中国ドラマが高尚に詩的にほのめかしていくのに対して、台湾ドラマはバーンと脱がせちゃうし、毎回キスどころか前戯まではやるし、挿入したところまで演技させちゃうから…。ああ、表現の自由よ。

結果、私が好きなのは「Boys Love」ではなくて、Bromanceだったのかもとこの歳になって気づきましたが。

登竜門的な側面があるのか、このシリーズは中国ドラマを見慣れると演技が学芸会なので、そこのところはよろしく。

今の所、姉さんが好きなのは「悪魔」と「アタック」。

HIStory

2017年

HIStory マイ・ヒーロー

~恋人を亡くした男×死んだ恋人が乗り移った男~
お金持ちのお嬢様ラン・シーは、神の使いの采配ミスにより天涯孤独のグー・スーレンと間違われて命を落としてしまう。
スーレンの体を借り、7日間のうちに恋人のマイ・インションに愛され、
キスをされたら生き続けることができるというチャンスを与えられたラン・シーは、なんとかインションを振り向かせようと奮闘。
しかしスーレンとして生活するうち、彼の孤独とインションへの気持ちを知るばかりか、
完璧な恋人だったインションの以前とは違う素顔にも触れ、ラン・シーは混乱する。
運命の7日目、2人が出した答えとは……。

My Hero

感想

キャストは、アーロン・ライ(賴東賢) /ジアン・ユンリン(蔣昀霖)/パトリシア・リン(林映唯)。

Hero=英雄。憧れの人「インション」は「英雄」という名前です。「痞子英雄」で予想できるのだ。

最後に女の子が「ドラマってあるのねー。愛されないと脇役になっちゃう」というのが笑ったけど、それだけかなあ。

「おいしく」しようとするならば、「スーレン」の中に、ラン・シーが入っているせいで女の子ぶりだとか、いろいろできるんだけど、物語の主眼は「インションが本当に好きだったのは誰なのか」なので、そういうところに走らないのはよろしかったかな。

HIStory 離れて、離さないで

~人気アイドルの義弟×真面目でシャイな義兄~
ある日、大勢のファンに追いかけられるアイドルのチェン・チンに偶然出くわした大学生のフォンホー。
チェン・チンは自分の服をフォンホーに着せ、自分だけ逃げおおせてしまう。
チェン・チンと間違われファンにもみくちゃにされたフォンホーが自宅に帰ると、母の再婚相手の息子のたくさんの荷物が。
続いて現れた“息子”は、なんとチェン・チンだった。親同士の再婚で兄弟として一緒に住むことになった二人。
根が優しいフォンホーはチェン・チンに勉強を教えたり何かと世話を焼く。
奔放だが魅力的なチェン・チンと縮まるように見えた二人の距離だが……。

離我遠一點 Stay Away From Me

感想

キャストは、デューク・ウー(呉承璟)/エディソン・ソン(宋柏緯)/チャオ・マンティン(焦曼婷)。

うーん。くっつけようとする、「取材しているBL作家志望の女子」がキモかった。まあ、あれに近い行動をとりがちですが、ラブレター事件は禁忌ですよ…

ということで、これ、ファンタジーなのなと言う感じ。

HIStory ボクの悪魔

~オレ様な先輩×未来で先輩にフラれた後輩~
長年付き合った恋人のジアン・ジントンから、別の女性との結婚を突然告げられるシャオ・イーチェン。
イーチェンは失意のままやみくもに走り、車にはねられてしまう。
亡くなったはずのイーチェンが目覚めたのは9年前、かつてジントンに出会った日の朝だった。
未来を知るイーチェンは、今度こそジントンに振り回される人生は歩まないと決め、徹底的にジントンを避ける。
しかしジントンは執拗にイーチェンに付きまとい、イーチェンも無関心を装うことができなくなり…。

著魔 Obsessed

感想

キャストは、セン・ジュン(森竣)/テディ・レン(任祐成)

狙った相手は、男でも女でも落としちゃうという、ジントンさん…

未来は変わる。現実の出来事も実は裏には別のことがある、ということで、一種のバック・トゥー・ザ・フューチャー。

キャラとしては、受けのイーチェンが感情的に突っ走って車にはねられかけたりするのが、微妙だったのだけど、演じているテディ・レンの演技上手で随分と物語が救われたように思う。この三本の中ではダントツ。

ベッドシーンも人肌の温もりが見ている方に伝わるような演技で、実にお上手でした。HIStoryシリーズでは、毎回必ずベッドシーンが入るけれど、HIStory 3まで一番良かったと思う。

HIStory 2

2018年

HIStory 2 是非~ボクと教授

大学教授のイージェ(スティーブン・ジャン)は数年前に離婚し、男手ひとつで幼い娘ヨーヨー(イエ・イーエン)を育てていた。ある日、ヨーヨーは大学生のフェイ(ハント・チャン)と出会う。ヨーヨーを心配したフェイは、家事や育児に無頓着な父親のイージェに不満を募らせて家事代行を行うことを決めるのだが、イージェが自分の通う大学の教授だと知る。次第に距離が近づいていく2人だったが、フェイはある過去により傷を抱えていて…。

是非 Right or Wrong

感想

うむ。恩人で高校時代にあっていること、シッターのバイトをしていることを置いておいても、教授が自分のクラスを履修中の学生(しかも未成年)に手を出しては行けないだろうと思うんですよ。

だからこその「是非」なのでしょうかねえ。教え子設定はなくていいと思うんですよ。同じ大学の別の学部の先生設定でいい。それがなかったら「君には絶対恋してない」を男男でやる話だけどねえ。

というか、この教授、手が早すぎてキモい。多分元妻にも同じようにやったんだろうなあと。あと、「胃袋を掴まれた」のもあるけど、探しているのは「家事をしてくれる人」じゃない?ってなると、もう、無理。

ただ、次の「君にアタック」まで含めて、ここまでこのシリーズは良くも悪くもファンタジックなんですよ。リアルなゲイの話というよりも、ラブコメだったり、BL好き女子の妄想っぽかったり。

ところが本作は男に子供がいたり。男の母親が条件付きで受け入れるとか。男の元妻(それも同級生の姉!)による妨害がファンタジックではあったんだけどね。

ベッドシーンで終わらずに、結婚まで描くのが台湾ドラマらしい。

あと、「ジントンが連れてくる弁護士の恋人」って「悪魔」で何度目かのタイムスリップをした世界線でしょうか。

HIStory 2 越界~君にアタック!

喧嘩っ早いが真っ直ぐな心を持つユーハオ(フェンディ・ファン)は、その運動神経を買われバレーボール部から勧誘を受ける。一度は入部を断るユーハオだが、バレーボール部マネージャーのツーシュアン(ザック・ルー)のアタックに見惚れ、入部を決意。怪我で選手の道を諦めたツーシュアンの気持ちを知ったユーハオは、代わりに夢を叶えようと猛特訓を始める。

越界 Crossing the Line

感想

すごくよかった。HIStoryが多少話題になってからの作品なので、演出側に余裕が出るのか、ストーリーも(振られ役の女の子二人が哀れだったが)練られてたと思う。

妄想たくましいのもいいですね。

相変わらずの、あまりキャリアのない子たちの登竜門的なところがあったのか、演技にぎこちなさはあったけれど、それはそれでとってもよい。「悪魔」が演技で全部カバーしてしまったなら、「アタック」はストーリーの良さが全てをカバーしている感じ。

恐ろしいのは、ザック・ルー。なんと88年生まれ。つまり、2018年には30歳でした…ホラーだったかも。

あと、ウィキ見てたんだけど、あの鬼コーチとマネージャーの女の子は姉妹設定だったようです。

いまいちよくわからないのが、この舞台の学校は、「中學」なんですよね。同じ世界線に「高中」もある。国民中学(日本の中学校相当)のことかと思うと、ユーハオは北江高中の2年生から志弘中學の2年生に移ってて、ツーシュアンはこの学校の3年生で最終学年だって言ってるんですよ。高級中学(日本の高校相当)なんですかね?体格的にも中学生ではなく、高校生設定だと思うんですよ。台湾では高級中学のことを高中としか約さないと思い込んでたので、高級中学校ではあるけれども、「志弘中學」と書くんでしょうか。 

この「学校の屋上」などで使っていたロケ地は学校なんでしょうか。台北駅のすぐ近くだよ。しょっちゅう台北駅の屋根とか、近くの保険のビルでしたっけ、三越の近くの高いビル。あれが映ってた。望遠で撮ってるのかなあ。すごく近くに見えたんですが。

HIStory3

今シーズンは、2話。10集ずつです。

2019年

HIStory3 那一天~あの日

自由気ままなイケメン高校生ハオティン(ウェイン・ソン)はみんなの憧れの存在で、美人で才女の学校の花シーユーと付き合っている無敵のカップルだ。そのシーユーが学年トップの成績で孤高の秀才シーグウ(ホアン・ジュンジー)に惹かれていると知り、彼女に近づくなと警告する。しかし、シーグウを追っているうちに、少しずつその魅力に惹かれていく。 一方、ボーシャン(ウェイソン・リウ)はアルバイト先のジムに通うジーガン(トーマス・チャン)に惹かれていた。会いたくてジーガンのお店に訪ねていくと、ジーガンとシーグウが親しげにしている様子を見てしまう…。

那一天 Make Our Days Count

感想

うーむ。ここまでどれもいわゆる「受け」が主人公だったのだけど、今回はいわゆる「攻め」の視点から描かれる。いや、アタックのあの二人はリバ可な感じだったけど。

クラスのスクールカースト最上位の男がガリ勉くんに惚れ込むと。ウェイン・ソンが悪い意味で、汪東城的。終極当時のジローちゃんの目つきの悪さとかさ。大柄で、派手な役が似合ってて、大味というところなんかそう。終極一班が元ネタかなと思うほど。

ガリ勉くんのシーグウくんを演じるホアン・ジュンジーがガリガリで、バイトに明け暮れる貧乏な男の子にぴったりだった。メイクだろうが、栄養失調気味の顔色と顔つきでねえ。

しかし、あの年齢の男の子が食を抜くのは難しいと思うのだけど…。飲食店で働くなら、必ず食べ物が残るから食べてると思う。あと、頭がいいから、体を作るのに必要な食べ物、脳みそに効く食べ物は確実に食べると思う。

それでも、愛し愛される楽しさと喜びと、喪失したのちに続いていく人生と、ストーリーとしては良かったのではないかな。

とはいえ、本作で語るべきはセカンドカップル。個人の好みですが。

「オヤジ」ことジーガンさんの方が好きです。ジムでトレーニングしてたときのちょっとワイルドなところと、お店での草食動物的なところがいいですね。いやしかし、ジムのシャワー室で若い子に貪り食われる年上受けっぷりがたまらん…全体としての演技力、表現力は微妙だけど、きっちり感じてるように演じられるというのはすばらしい。このシリーズの中で他のカップルはせいぜい前戯までなのに、このカップルは挿入まで描いてるんですよ。中国ドラマに慣れてるもので、もう、びっくりした。もちろん、ぶつかり合う腰は見えない。AVじゃないから。あれは、ジムの経営者(演じているのは許明杰。speXialの。懐かしい。体がすごくでかくなってた)にゴムを渡されたりと、ご安全にというコマを入れるためでしたでしょうか。あと、温泉の大浴場でエロい雰囲気になるもんじゃないです。演じる張瀚元は悪い意味で笑顔が張り付いていたのだけど、「俺は愛する相手を束縛するんだぜ」で張り付いた笑顔なので、キャラに闇設定があったら、深まったんだろうけれど、それはセカンドカップルにはそこまでいらないんですかね。どうです??詐欺師役。HIStoryは一つの世界線の中で完結してるので、男専門の詐欺師役というわけにもいかないでしょうから、別の作品で、男も女もいける、脱いだら結構すごい系の詐欺師役をお願いしたい。

HIStory3 圏套~ラブ・トラップ

4年前、ヤクザ組織“行天盟”(シンティエンモン)の当時のトップ、タン・グォドンと、刑事リー・リーチェンが撃たれて死亡する事件が起きた。リーチェンがヤクザと結託していたため起こった事件と見られているが、犯人は捕まっておらず、未解決事件となっている。新北市政府警察局の刑事モン・シャオフェイは、慕っていたリーチェンに掛けられたあらぬ疑いを晴らし、犯人を捕まえようと、一人捜査を続けていた。現在の行天盟のトップ、タン・イーは、この現場にいた唯一の生き残りだった。彼の供述に矛盾はない。ただ、犯人は見ていないという証言だけは、直感で嘘だと疑い、4年間彼の動向を追いかけている。一方、タン・イーも行天盟トップ殺しの真犯人を捜すためある人物を追い続けていた。同じ事件を追い、時間を共に過ごすうち、いつの間にか2人は敵同士からお互いの一番の理解者となっていき……。警察とヤクザの危ないラブストーリーが今、始まる!

圏套

感想

高校生(出演者は20を超えてると思う)がメインよりも、やっぱり大人と大人の方がいいと思うんだけども。「インファナル・アフェア」もそう。「男たちの挽歌」もそう。刑事とヤクザは相愛相殺。「愛し合いながら殺しあう」にふさわしいシチュエーション。最後の最後に、メインディッシュとして取っておいたんだよ。なのに、なあ。なのになあ。スタートのスープみたいな「悪魔」に、前菜の「アタック」の方が上ってなんだよー。

そもそも、メインキャスト二人にあんまり萌えない。上のサムネなら左のジェイク・スーは可愛いけどねえ。右のクリス・ウーがあまりに個人的な好みと外れる件。

さらに、なぜいきなりシャオフェイがタン・イーに口づけをするのか。四年間追ってる間に、執着が恋心になったのか。なんというか。10集もあるのに、本作だけがストーリー上で機微を描けてないし、演技でカバーもできていない。

そのほかはそこそこと愛し合う機微であったり。ストーリーぶっ飛ばして「本能的に、性欲的に、抗えない」とかなんらか描いてきたんですよ、このシリーズ。

「悪魔」の「好きだが、怖い。でも、どうしようもなくて…」「なぜか気になる。逃げるなら落とす」は俳優の表現力のおかげだった。「アタック」の「アタックサーブに憧れて→自分をワルと決めつけない人だ💕」「…子犬を拾ったと思ったら、狼だったし、惚れられた→好き、かも」の持って行き方は割に自然だった。「那一天」の「…かわいい…」「わ、悪く、ない、かも、好き、かも」は好みか好みではないかは別としても、10集つかって、ストーリーで機微を描けたと思うし。

那一天がありがちな交通事故ネタならば(実際に台北の運転は荒いんだよ)、こっちもありがちな出生の秘密ネタ、というのも不満不満。

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