仙楽国の太子・謝憐は天賦の才を持ち、人々を救うことを志して修行を積み、飛昇し武神となった。
しかし彼は二度も天界から追放されてしまう。
そして800年。謝憐は三度目の飛昇を果たした。
しかし“三界の笑い者”といわれる彼に祈りを捧げる者は今やどこにもいない。
謝憐は功徳を集めるべく、人々の住む下界に降りてこつこつとガラクタ集めをしながら、神官として出直すのであった。
ある日、謝憐はガラクタ集めの帰り道で、“三郎”と名乗る不思議な少年と出会う―
天官赐福 2020年
感想
「陳情令」の原作者の墨香銅臭作品の一つを、アニメ化したというもの。原作小説が日本語に翻訳され始めた!私は電書版。2巻は3/15かな。電子書籍はDMMで安売り・ポイントバックを待つことにした。
アニメ版は1巻目の後半までかな。
アニメは4話までは攻めが出てはいるんだけど、という感じで、とにかく5話からBLっぽくなります。墨香銅臭はホラーテイストが得意なのかな。こちらもホラーっぽさがあります。5話で、多分この関係性が性癖に刺さりそうだって気づいた。
見てる方は「生きる理由が見つけられないなら、私のために生きなさい」とかつて受け(多分苦労する前)が少年に言ってて、その少年が攻めになるんだなってわかるわけ。
で、その攻めが受けにストーカーを始めるのだけど「骨灰を差し出した人に破壊されるなら本望」って受け(まだ攻めの正体に気づいてないけど、相手は鬼かな、それも…って思ってる)に言っちゃうの。
この攻め、たまらんです。というわけで、晋江文学城で原作を買っちゃった。最近ロックされるものが多いからな…というわけで先にデータ化しておいたら、これまでロック…危うかった。
私にしては珍しいアニメーションです。不思議とはまりそう。しかしアマプラでは吹き替えなんだよねえ。シーズン2もまだ中国でも放映されていない。お願い、続けて…
字幕なしで「みんがんびょう」と言われても何が何だかわかんないんですよ。日本語の発音だから。「明光廟」だったようです。字幕が良かった。
しかしながら第一話目から飛ばしてきます。だって「太子の嫁入り」ですよっ!奥さんっ!BのL!
さらに、お付きの南風と扶揺の区別もつかない。というアニメーション超苦手だけど、なんか面白そうなんだもん。ところで、お付きに勝手についてきた南風と扶揺は、南風が南陽将軍・風信、扶揺が玄真将軍・慕情の部下だという設定だけど、ご本人たちかご本人たちの分身の術か何かじゃない?違う?
800年受けを愛し続け、ようやく近づいて来た攻め氏…
陳情令同様、ホラーテイストで、ストーリーが楽しみですね。どうして祝福された神官だった太子は二度も人間界に戻されなければならなかったのか。一度目は自分の元々の国(本当に人間の、太子だった)が滅びようとしたから。
じゃあ、二度目は?というわけで、一話30分ないのは短いです。
しかも中国さまに慣れてしまってるので、毎日更新ではないというのは辛い。どハマりしてないから、まあいいかね、くらいの感じです。
中国のこういうファンタジー作品は本来世界展開がしやすいんですよ。ポリティカルコレクトネスに反することは本当に少ないの。バトリングヒロインもミソジニーから解放されてるし。
そもそも男女間であろうが性愛表現には厳しいので、台湾のBLドラマみたいな露骨なことはしないから、安心してみることができます。ただし、本作は多少グロ表現はあった。だって、一話目からして血が滴る中傘をさして太子殿下と三郎くんが歩くんだもの。
原作は、台湾の繁体字版で発刊中。6巻で終わる予定なのかな。購入されるときには、くれぐれも出品者にお気をつけあれ。日本語翻訳されるということなので、書籍に関しては私は翻訳待ちかなー。
紀伊国屋が輸入してくれることもある。ネットで買えるかはイマイチわかんない。
>>紀伊国屋書店天官賜福