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チャーリーズ・エンジェル

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国際機密企業チャーリー・タウンゼント社で特殊訓練を受けたエリート女性エージェント組織、通称“チャーリーズ・エンジェル”のサビーナ、エレーナのもとに、巨大テクノロジー企業に勤める天才プログラマーのエレーナから「新開発のエネルギー源”カリスト”を会社が軍事利用しようとしている」という情報がもたらされる。
それを阻止すべく3人は命を懸けた戦いに挑む。新生チャーリーズ・エンジェルが特技と才能を生かし、直面する危機に立ち向かう、スタイリッシュ・スパイアクションー。

2019年 Charlie’s Angels

感想

監督はエリザベス・バンクス。

私の世代では、チャーリーズ・エンジェルというと、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュウ、キャメロン。ディアスのものを思い出す。本作にも、プロデューサーにドリューが入っています。

ドリュー・バリモアはちょっぴり鈍臭そうだったし、ルーシー・リュウは細すぎた。キャメロン・ディアスもどっちかというと鈍臭そうだった。

それが、今回サビーナを演じるクリステン・スチュワートは「この人絶対容赦しないな」的な何かで、本当にかっこいい。元MI6のジェーンを演じるエラ・バリンスカのスタイルの良さを見て。前歯の二枚の間が空いてるのはなんだかなと思うけれど。どっちかというと、これまでのエンジェルはアクションをしていたけれど、ナオミ・スコットの演じるエレーナはMIT出のエンジニアで、なんだってハックしちゃうよ!というお人。

エンジニアも女の子なんだよ。

実はこれ、評判悪いんですよね。ドリューが出たものは、ファニーフェイスめの女の子三人が「たーのしーい!」ってもので、そのように消費された。

本作はスタートからクリステン・スチュワートが「女性の〜」を語ってしまう。ならば、フェミニズム的な側面で、we can do everything!!! を語られるのかと思いきや。やっぱり「たーのしーい」に落ち着いてしまう。

だって楽しいじゃん。いっぱい変装して、おっきな男をぶん殴り、勝っちゃうの。もちろん、007ミッション・インポッシブルに冷戦の後に、アメリカやイギリスが「敵」と見ているのは誰なのかという、政治的な読み方をすることはできる。

しかしながら、エンターテイメントはエンターテイメントとして消費されるものであって、そこに高いメッセージ性を第一義に持ってくるものではない。本作もやっぱりアクション映画って楽しいよね!というエンターテイメントとして消費されるべき作品なのに、女性監督の撮影した、女性三人のアクション映画だからか、妙なものを求められてしまう。それはアンフェアであると声を大にして言いたい。

ただ、本作があまり受けなかった理由は、その妙なものに答えようとして初めに大風呂敷を広げてしまったのに、やっぱり「エンジェルは楽しいよね!」だったことではないかと思う。

もう一つあげるならば「女の敵は男だよね」というところだったのかも。ちょっとなよっとした男以外、「敵」だったもの。女の敵は女!?になりそうだったけれど、女の敵はやはり男だった。

「女の敵は男」認定してしまうと、自分が敵だと思われたのだろうと妄想をたくましくしちゃうお子さまが多いんだろうな。

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