シスターを目指す女の子が男装をして、双子の兄の代わりに大人気バンドA.N.JELLに加入し、
タイプの違う3人のイケメンなメンバーたちとひとつ屋根の下で奮闘する
胸キュン大ヒットドラマ「美男<イケメン>ですね」が、アイドルドラマに定評のある台湾でリメイク!
より丁寧な人物描写と、恋愛エピソードの追加によって恋愛度がアップしているほか、
台湾の観光名所をロケ地にしているなど、随所に台湾版ならではの魅力が散りばめられている。
原題:原來是美男 2013年
感想
韓国版の前半の多幸感が継続することを期待していたんですが、台湾でやると、まあ、そういう感じになりますね。
BSでやったのが吹き替えで残念だったので、レンタルした。字幕で見るのがおすすめです。DVDには最後にメイキングが3分くらい入っているのも楽しいですよ。
池で探すシーンだが、あれは韓国(冬は氷点下)でやるからテギョンが驚くのだ。ちなみに、台湾の冬は寒くても摂氏10度とか。メイキングで「10度以下」とやっていたが、韓国とは出ベルが違う。寒いは寒いだろうけど、韓国と比べると生命の危機のレベルが違う。オリジナルそのまま移植しても難しいのですね。
韓国版では、「ヒョンニム」(テギョン)、「シヌヒョン」(シヌ)の呼び名が決まり、シヌが「オッパにする?」と聞いてミナムが動揺するシーンはどうするのかと思ったが、ない。あれは、韓国語で男が男に呼びかけるのがヒョン、女が男に呼びかけるのがオッパ、だからここが面白いのだ。しかし、中国では「どちらも「ガ」。重ねて「ガガ」。どう処理するのか楽しみだったのだが、なかった。
ところで、終わってみると韓国のオリジナルの方が小道具が上手かったと思う。「星、夜盲症、ブタウサギ」とか。なんとなくこちらは駆け足なのだ。やはり、リメイクはこういうところが違う。そして、熱量が違う。親子の問題ではなく、ミナム、テギョン、シヌの三角関係に少し焦点を当てたのは正解だった。オリジナルではあの親子のところでは引いてしまったから。けれど、同じ物語でそこだけを引いてしまったから、正直薄味であった。
面白いか面白くないかと言われれば、面白いけど。
美男美女のママって寒で、ジローとセットだったんだなと。80年代から90年代風に撮影してあったけれど。ジローとほぼセットで売られているような。
ジローとチャン・グンソク(しかもメイクが変)では圧倒的にジローが美しい(あとはパク・シネ、チョン・ヨンファ、イ・ホンギの方が上だったけれど)。
でも。
韓国のオリジナルの方が良かったなあと思わされた。やはり、オリジナルはオリジナルなのである。
ゲストのパク・シネは、吹き替えでは気づかなかったが、ずっと韓国語で喋っている。。「ファン・テギョン」「コ・ミナム」「ヒョンニム」である。
字幕は「ミナム」だが、発音は「メイナン」。「メイ」はEの音が小さくて、ミ、くらいにきこえる。韓国語で「ミナム」「ミナマ」とカタカナの日本語くらいはっきり言っていたが、今度は「めぃなン」。日本語では「びなん」だが、バラせば「み・なん」といけないわけではない。ほんっと、近いようで遠いようで近い。
テギョンは泰京。「タイジン」。ジェルミはJermy。ジェレミー。シヌは新禹だが、良く聞き取れない。
ジロー、腕が上がったよ
わらったわらった。ただ、泰京が美男を殴ったとマネージャーに誤解されるシーンは「モモのお宅の王子さま ~愛就宅一起~」でMARSの人気が落ちていくのが誤解からだった、というシーンに似ていた。ジローはMARSと泰京の演じ分けがきちんとできているのが良い。不器用で自分のからに閉じこもった男が振り回される様子の表現はうまい。
ジローはオリジナルで「テギョン」を演じたチャン・グンソクと同じくめのふちに黒いアイライナーをひいている。三白眼ではないチャン・グンソクががっつり必要だったが、東には細め。東にはいらなかったよなあ、と思う。それで元々酷薄そうな三白眼が強調されてしまう。スモーキーアイズもひどいと思うのだが。
脱がすね。ジローを。絶対彼氏では色白のジローが日焼けしていたけれど、今回は色白さん復活。東の携帯はiPhoneではなかった。台湾だからHTC?車はBMW。
東の衣装は韓国版のチャン・グンソクそっくりだ。体格がまるで違うのと、本人がも度派手なので衣装に着られることはない。
ちなみに、私は男の鎖骨からデコルテと肩が大きく開いた衣装は好きだ。締まった体の男の体の周りをドレープが飾るのは本当にセクシー(ひょっとして、私は古代ローマ人かなにかだろうか。なお、ラテン語は履修した)。Jeremyの妄想のところの東、本当にノリノリ。ところで、韓国版では完全にMに目覚めるシヌばかり見ていたので気づかなかったが、ジロー中心に見る台湾版では巻き込まれに巻き込まれていく泰京がどMに目覚めていく話だった。
韓国版オリジナルを見たときは思わなかったのだが、なにげに泰京さん、器用・・・。泰京さん。瞬間接着剤でくっついた指を外してましたが。少女漫画で「王子様は万能で、女の子しか知りそうにないけど主人公がぶきっちょすぎて知らないか、できないことが可能」設定がある。みなさん、それ、経験者と思ってしまって爆笑してしまう。でも泰京さんは絶対昔指をくっつけてる。
韓国オリジナル版ではテギョンってコントロールフリーク、と思ったのだが、今回は泰京を中心に見ているので子供っぽい嫉妬だと感じる。
シヌ問題
シヌ、は新禹。「しんうー」だった。
韓国版ではコーヒーをしょっちゅう飲ませていたと思うのだが(だから、ラストの那覇のDFSでコーヒーを注文するんだよね)、こっちはお茶なのだろうか。お茶の国である。新禹だけはミスキャストだと思う。なんだか芋なんだなあ。しかもものすごく人がいいオーラが出ちゃってる。韓国版のクールなシヌヒョンが振り回されてMに目覚める(でしょ?)、というのと比べてしまう。ただ、テギョンもクール、シヌもクール、とキャラが微妙に被っていたのだ。ここは描き分けがはっきりと必要で、新禹を良い人オーラ全開にして良いだろう。ただ、「何やってんだ、俺は」とか、良い人はそう言うことを言わない。
思うのだが、シヌは低血圧っぽいプレイボーイにしてしまえばいいのだ。おぼこい韓国版のシヌでも、ジェイコブの芋っぽいシヌでもなく。やはりここはタン・ユージャの色気だよ。むんっむんの色気でたまに美男に迫ってみる。くくっと笑って、「男に興味ねーし」とか。「花様少年少女」の南先輩状態だけど。年を重ねたタン・ユージャがどう演じるか見たいなあ。そのプレイボーイが美男を意識し始め、童貞臭い(無理だよ。ああいう潔癖症には)泰京と、とか見てみたいなあ。
Jeremy
妄想のリンゴのところも、韓国版そのままなのだが、パク・シネの方がセクシーだったなあ。韓国版でおばさんは「タニシ君」とJeremyを呼んでいたのだがあれは何だったんだろう。
エヴァン、音は吹き替えかもしれないが本当にバイオリンを弾いていたんじゃないかと思った。ただの演技だったらすごいなあ。
ルゥルゥ
5年も前だったら美男を演じるのはエラ・チェンだったかもしれないなあ。そうすると、ジロー・ワンだから「花様少年少女」になってしまうか。そうチェックしたくなるのはルゥルゥの口元である。ちょっと、微妙だね。ところで、ルゥルゥの目が小栗旬そっくりなのだと判明。
でも、ルゥルゥは演技が下手だ。どうしようジローさんが演技がうまい人に見えてきたではないか。これは絶対おかしい。
泰京の渡した白いワンピース(丈が短い)で見ると、ルゥルゥ、きゅっとくびれていてなかなかセクシーな体つきじゃないの。さすがだねえと思ったんだけど。でも顔が出ると小栗旬にしか見えない。セクシーな体つきの小栗旬。やばい。笑える。
女装した小栗旬が男のふりして、ってもうおかしい。
シンリン(=ユ・ヘイ)
今回のユ・ヘイ=シンリンを演じる王思平さんだけは韓国版オリジナルとはかなりイメージの違う感じだけど、この人が結構うまいのだ。
コメント
[…] 問題はルゥルゥ!「美男ですね」の時と同じく演技ができない。 […]
[…] 2017年11月の台湾旅行のときに、テレビで「我的未来男友」というドラマをやってましてね。ああ、主演は「美男ですね」のルゥルゥかーと思ったのだけど、その「男友」がドストライク。誰よ、この子、めちゃ可愛い!!!!「張軒睿(デレク・チャン)、なんて可愛いの!」とネッ友さんに送ると、「ルビー・リンの新作で共演みたいだね」 […]
[…] 「美男ですね」は、台湾版も見たけれど、先に見たのはこっち、韓国のオリジナル。一時期サントラも(レンタルして)ウォークマンに入れましたよ。 […]