我的未来男友

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一番初めに台湾のホテルで喘息が結構辛かったけど、テレビをつけて何この子!となりまして。張軒睿を見つけたの。

その見つけた作品というのがこの「我的未来男友」。Line TVにあったので、まじかー!と。(台湾のLineのアカウントが必要。私のブログ用Lineは台湾の番号だから)

2017年

日本に入ってきそうにないんで、多少あらすじを

日本に入ってきそうにないんですよ、これ。張軒睿が大当たりしたら別だろうけれども。

なので、以下にあらすじを。

全部見通せるわけではないけれど、ほんの少し将来が見通せる25歳・南宮宇がいて、5年前ぶりに日本から台湾に日本に帰国。5年前にお兄ちゃん南宮田が死んでしまって、5年たって帰国。調査をはじめて兄が何か研究をしていたことと事故の原因になったのが呉博士ということになっている。博士は事故の影響で気が狂っているのだけど、博士を訪ねてそこでタイムマシンをもらって過去に遡って兄を救おうと決めた。

という話なんですね。「我」というのはその呉博士の娘、「呉潔恩」のこと。南宮宇は呉潔恩を愛するようになる。

南宮宇を演じるのが張軒睿。呉潔恩はルゥルゥです。

感想

タイムトラベルものはよく使われるけれど、これ、大きな穴があるよ。

異世界・うんと昔にタイムスリップしてしまうのではなく、自分もいる過去にタイムスリップするならば、その時空には過去に遡った自分と同時にその時空にもう一人存在するでしょ。

つまり、南宮宇は5年前にタイムスリップするけれども、そのとき「5年前の南宮宇はどこにいるの?」ということ。2012年から2011年に行くけれども、2011年に死んでしまうはずの南宮宇はどこにいるの?確かに2011年に事故にあうはずの南宮宇はいたけど、2012年の南宮宇は?日本にいたからいい設定?

「一人を救えば誰かが死ななければならない」という平衡は確かにそうだろうと思う。

だから、2012年に南宮田を救えば誰かが死ななければならなくて。もしも2011年に南宮宇を救うならば誰かが死ななければならなくて。

そこはいいんだけど、2011年の南宮宇の死を南宮田が救うならば、じゃあ、南宮田は2012年ではなくて2011年に死ぬべきじゃないのかと。なお、「南宮」が苗字です。

2012年に南宮田が救われて、呉博士が死ななくても王大偉は(多分)死んじゃってるんだし。そこで平衡は保たれてるんだけどなーって。

さらに、2017年の南宮宇が2011年の南宮宇を助け、他の人たちの選択(特に兄関係)に少しずつ影響を与えて性格に難のある南宮田が親しい友人たちの恨みを買わないようにしていくでしょ。少なくとも2012年の事故の引き金を引く嫉妬は回避できた。2012年の兄の暴走もストップできる。2011年に自分は死なないからそこで兄はタイムマシン研究はしないので2012年の事故はない。兄は死なない。そして過去の自分を現在の自分の命で救うので自分は少なくとも2017年までは生きている。

めでたしめでたしなのかな?

「謎の男」が自分の過去に戻って離婚しかけている妻の死を回避するために努力するのも、わかるんだがねえ。そんなに何度も何度も過去に戻るとさあ、何人その時空に自分がいるというわけなのよ?

しかもその話、延々最終回45分のところを20分以上かけてやる必要、ある?

おそらく、愛し合っているのにどうにもうまくいかなくなった夫婦が離婚話をしている妻の交通事故を、男がなんとしてでも回避しようとするのが本作の元ネタなんだろうけどなあ。あれはいらない。

謎の男は死神さんということで、スルーしちゃえばいいんじゃないかと。

主人公は南宮宇なのに、タイトルは呉潔恩目線っぽくなってるし、最後は謎の男で閉められるし、んー。

過去に遡っている南宮宇を張軒睿が同じ調子で演じるのはいいのよ。

ただ、5年前に遡るならば、その頃のファッションであったり、その頃していた髪型であったり、ちょいちょい違うし、25歳から20歳は多少肌も違えばそれなりに違うじゃないですか。それをみんな不思議に思わないのはなんなんだ。

でも、2011年と2017年をきちんと演じ分けたのは素晴らしいし、2011年の南宮宇が、2012年に2017年の南宮宇と2012年の潔恩が愛し合っていたことを思いだして表情が変わるところはすごくよかった。ただし、急に何も知らない2011年の潔恩にキスすんなって、女子からすると怖いって。時間がないのはわかるけど。それと張軒睿がキス賞をとってるんでキスシーンを入れたかったのもわかる。

でも、お上手でした。本作の撮影終了直後に撮影が始まったらしい「我的男孩(年下の男)」ときっちりとキャラを演じ分けてきたし。

その他、2012年でも30前くらいの人たちがそんなに変わらないのはまあ、いいか。でも、女子たちの髪型・服のテイストも変わらないのはおかしい。ちょいちょいっと変えて行こう。

問題はルゥルゥ!「美男ですね」の時と同じく演技ができない。

2017年・2012年・2011年と演じるんだけど、その区別が全然できてない。2017年と2011年の南宮宇をきちんと張軒睿は演じ分けてたじゃないの。反抗期の男の子と反抗期を過ぎた男の人と、きちんと演じ分けてきてるのに。2012年は反抗期の女の子でいいし、2011年もそれでいいんだけど、2017年も同じ調子ではダメでしょう。2012年が一番多いので2012年を普段通りに、2011年もそれでいいとしても2017年はもう少し大人っぽくしてみるとかさ。

なかなか残念でした。張軒睿だけがよかったよ。

本作は台湾にしては珍しい45分作品なので10話でもなんとか見られた。ってわけ。

コメント

  1. […] 2017年11月の台湾旅行のときに、テレビで「我的未来男友」というドラマをやってましてね。ああ、主演は「美男ですね」のルゥルゥかーと思ったのだけど、その「男友」がドストライク。誰よ、この子、めちゃ可愛い!!!!「張軒睿(デレク・チャン)、なんて可愛いの!」とネッ友さんに送ると、「ルビー・リンの新作で共演みたいだね」 […]

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