シスターになるため修道院で修行するコ・ミニョ(パク・シネ)。 ある日大人気イケメンバンド「A.N.JELL」のマネージャーから、ミニョの双子の兄ミナムの代役に1ヶ月だけなってほしいと頼まれる。このバンドに加入予定だった兄の都合がつかなくなってしまったのだ。困惑するミニョだが、兄ミナムが母を捜すためにグループに入る予定だったことを知り、しばらく兄になり変わる決意をする。 天使のような外見だが、クセがある「A.N.JELL」のテギョン(チャン・グンソク)、シヌ(ジョン・ヨンファ)、ジェルミ(イ・ホンギ)たちと過ごすミニョは、毎日がドキドキで・・・。
原題:미남이시네요 2009年
感想
案外韓国ドラマも見ている。
「美男ですね」は、台湾版も見たけれど、先に見たのはこっち、韓国のオリジナル。一時期サントラも(レンタルして)ウォークマンに入れましたよ。イ・ホンギのFT Islandは何曲か聞いたし。2019年にソウルに行って、入ったお店でかかっていた曲のシンガーは、おそらくイ・ホンギだな、と思うくらいには聴きまくった。
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結構、面白かった。
ただ、テギョン役のチャン・グンソクの良さがちっともわからなかった。Sな一番手君が好みではないというのが大きい。私は花沢類的なMな二番手君が好みなのだ。
本作には二番手君どころか三番手君までいる。私はがしゃ歯のシヌ役のチョン・ヨンファと、たまねぎヘアーのタニシ君役のイ・ホンギが好きだった。 けれど、三人とも演技が下手なのだ。
唯一、パク・シネが上手い。この女優さん一人でもっていたようなものだ。
花ざかりの君たちへ
面白いのはそりゃそうだ。もろに「花ざかりの君たちへ」だもの。同じ部屋に住む代わりに、同じ建物で住む。ああ、一時期同じ部屋で住んだこともあった。
けれど、佐野泉をテギョンとシヌの二人に分割してしまったのは良いようで悪い。日本版では中津は二番手君だったが、台湾版ではコミックロールだった。本作ではこれがジェルミ。中津を二番手君にするか、コミックロールはコミックロールとしておいておいて、佐野を二つに分割して二番手君を作ったほうが話が締まる。だから、分割したのだろう。
しかし、瑞稀に引きずられるウーズンの佐野泉、瑞稀を翻弄する小栗旬の佐野泉のやさしさのようなものが、まるでテギョンにはない。むしろ、シヌ側だ。私が二番手君が好き、というのもあるのだが、ミニョがテギョンに惹かれるのがいまいちわからなかった。
親の代の因縁
もう韓国ドラマの十八番、という感じだがこれが私は嫌なのである。それさえなければ、前半の多幸感!最高だった。こうしてみると、最後まで多幸感が続いた「花様少年少女」は素晴らしい作品ではないか。
こうしてみると、台湾版の、「親の代の因縁」を軽くすませたのは、話をコンパクトにはするけれど、悪い処理ではなかったなあと。
この頃のものは、台湾ものでも韓国ものでも、再編集して日本で出していることがあるので。おそらく、「デラックス版」がノーカットか何かなのではないかと。
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コメント
[…] 好物の、男装の麗人もの。韓国の男装の麗人ものとしては、「美男ですね」に引き続き、という感じ。 […]