永遠の桃花~三生三世~

3.0
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青丘を治める九尾狐族の子孫の娘・白浅は、男装して身分を偽り司音と名乗り、天族の聖地・崑崙虚にやってくる。そして、彼女は師匠である武神・墨淵の17番目の弟子として修業を始める。
それから2万年後、均衡を保っていた天族と翼族との戦いが始まり、墨淵は翼族の王・擎蒼を封じるために犠牲となる。悲しむ司音はひそかに彼の亡骸を引取り、青丘へと戻る。
司音が白浅に戻って7万年が経った頃、封印が説かれそうになった擎蒼を再び封じようとした白浅は反撃にあい、すべての力と記憶を失い人間界に落ちる。
そこで、白浅は墨淵にそっくりの風貌をした夜華と偶然出会う。
夜華に素素と名付けられた白浅は、彼と愛しあうようになるが……。

原題:三生三世十里桃花 2017年

感想

これを見初めて、「ミーユエ」を放り投げた感じ。

古剣奇譚」で「花千骨」。というか、「花千骨」のSMを抜いてその分を「古剣奇譚」にした感じ。(監督している林玉芬は、「花千骨」も「仙剣3」も監督してるから、そんな感じになるのは仕方はない) 

そもそも、脇役キャストの多くが、「古剣奇譚」か「花千骨」で見てる人が多いんだもの。

墨淵が死ぬ(死んだのか?)の前は一種「花千骨」的であり。

墨淵が死んでからの白浅は、散った「百里屠蘇」を探す永遠の旅に出た晴雪であり。

白浅が人間界に落とされて記憶を失った素素と、天族の太子夜華との恋の前半は、世界を救った「花千骨」の、記憶を失ったその後の話と言ってもいい。後半は誤解に誤解を受ける花千骨その人の悲恋でもあり。

記憶を戻してからは、花千骨のリベンジであり。夜華の死からは、晴雪の旅路の虚しさであろうか。

ただ、「花千骨」の主役が白子画だったのに対して、こちらの主役は白浅だし。墨淵と白浅は白子画と花千骨同様に師匠と弟子だが、師匠の方が弟子に恋してできれば結婚したいとすら思って(周囲もそれに反対してない)、あの白子画が聞いたら地団駄踏みそうだ。

イラっとくるのが、女性キャラクターがほぼ全員浅はかなこと。

白浅=司音=素素だが、能力のない素素は「危険だから出るな」と言われて出てしまい、「近寄るな」と言われた素錦を信じてしまう、など実に浅はかでいらいらさせられる。白浅=司音時代も、その浅はかさのせいで天族と翼族の戦争を引き起こしてしまう。

白浅の姪の小狐・白鳳九もトラブルメーカーだ。

他にも復活しているのに、役に立たない(いや、夜華の復活だけか?)墨淵(弟子に恋していた)とか。

白浅の兄の白真の、于朦朧がなぜかいろんな人に絡まれているのがおかしい。「太子妃」と比べると随分と上手くなった。

第二カップルは、公式には白鳳九と東華天君なのだが(このパートはほぼ早送り)、白真(比較的年若い狐)と折顔(比較的年老いた鳳凰)の穏やかな夫夫ぶりのほうがよろしい。第三カップルだろう、臙脂と子闌の悲恋はうまくまとまっていたと思う。

白鳳九と東華天君が続編のカップルだから仕方がないんだろうけれど、この二人の愛憎のせいで白浅と夜華の話の濃度が薄まってしまい、冗長すぎたのが良くない。白鳳九と東華天君は脇役に徹して、10話くらい削れる。どのみち、「三生三世枕上书(永遠の枕草子??)」って一本作る予定になってたようだし、実際に2020年現在放送開始されてる。でも、こっちはパス予定。だって、白真も折顔もキャストが変更されてるみたいだもの。 

キャスト

マーク・チャオの演技のうまさは、デビュー作から知ってるけれども。若い夜華と年を取っている墨淵を表情1つで分けられるのはすごい。

演じ分けで行くと、ヤンミーは同一人物(とその人形)とその偽物だから演じ分けなくてよかったのかもしれないけれど、年齢を重ねて行く、という演技はうまかったと思う。

面白かったのは、マギー・ホァン。悪女(の一人)素錦だが、白鳳九が素錦に化けるところでは、本当に中にディリラバが入って横走りしているようだった。あれはうまかった。大して演技力が求められる役でもないし、言わば「個性のない美人」だけど、あのシーンは素晴らしかった。

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コメント

  1. […] すっごいタイトルがついてるけれど、三生三世十里桃花。 […]

  2. […] これが極端だというならば、男女ものをあげていこうじゃないか。後宮ものの傑作の1つ「諍い女」も主人公は愛した皇帝に裏切られ、皇弟に走る。ファンタジー歴史ものの「ミーユエ」も初恋の人は(誰だっけ)黄軒の演じた男。純然たる中華ファンタジーの「三生三世」も白浅の初恋の人は離鏡。現代物は、、、観てない、、ああ!「妖怪彼氏」! […]

  3. […] これまで何を演じてきたかというと、花千骨の虫(霊虫)、三世三生の蛇(巴蛇)。なので、何よりも人間を演じられてよかったねえと思う。 […]

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