幼い頃故郷の村を襲撃された時、一族の守る呪いの剣「焚寂(ふんせき)剣」の持つ邪悪な力を体の中に封印し、その力と戦う苦難の運命を背負う若者、百里屠蘇(リー・イーフォン)。
人里離れた「天墉城」(てんようじょう)で修行に勤しむ屠蘇は、幼い頃出会った巫女、風晴雪 (ヤン・ミー)と運命の再会をする。
しかし体内に宿った邪悪な力のせいで、彼は修行仲間にも心を許さない、寡黙な青年となっていた。そんな彼の心を、晴雪や他の仲間が徐々にほぐすが、それでも邪悪な力を抑えることは日々難しくなる。力の元凶を絶つため、仲間と共に旅に出る屠蘇。
旅先での出会いや別れ、妖魔たちとの戦い…。村を襲撃した者の正体とは。
果たして屠蘇は、呪いの力を抑え運命を切り開くことができるのか。晴雪との関係は…。
原題:古剣奇譚 2014年
感想
色がキラキラ。
ストーリー的にも「ゲームだよなあ」という浅さと、「過酷な運命を背負った少年」という、いわゆる「セカイ系」の軽さ。ただ、歐陽少恭×百里屠蘇のBL的にはなかなか美味しかった。
百里屠蘇が呼ばれる時の「ばああああり、とぅううううす」というのがなんか語呂が良くて笑った。
しかしながら、リー・イーフォンは険がないのはいいけれど、能面のようだし。ヤン・ミーはなんかうるさい。そして意地でもジリアンと同じ画面に出てこないところがおかしかった。演技力でも美貌でもジリアンの方が上だ。
馬天宇が比較的良かったけれど、この後に見た「一枝梅」での方がうまかったかな。
最近の中華ファンタジーの中ではめっちゃつまらないというわけでもないけれど、「花千骨」を基準にしてしまうと、落ちる。
コメント
[…] 「古剣奇譚」で「花千骨」。というか、「花千骨」のSMを抜いてその分を「古剣奇譚」にした感じ。 […]
[…] 相変わらず、邪気のない李易峰。あまり上手くないんだよねえ、演技が。叔父さんを演じるのは、張智堯。このコンビは「古剣」。あれから悪い意味であまり二人とも変化がなくてだなあ。 […]