チャイニーズ・ゴースト・ストーリー

公開日時 作成者 satoko

原題;倩女幽魂 A Chinese Ghost Story
監督;程小東
出演;レスリー・チャン(張国栄)ジョイ・ウォン(王祖賢)ウー・マ(午馬)
1987年 香港

あらすじ

ニン・ツォイサンは貧乏書生だ。故郷の店の借金を回収する旅に出ている。ある町にたどりつき、ただで泊まれる場所はどこか聞くと「蘭若寺」と言われてそこに泊まることにした。寺に行く前に、ある店で髪を洗う若い女の絵に惚れ込んだ。寺にはニン道士が住み着いていた。道士はツォイサンに出て行け、というのだが、ツォイサンは泊まるところもなく、寺に泊まる。その晩、ツォイサンは琴の音色に導かれ、水上亭で若い女に出会った。ツォイサンは琴を残して消えた女を追う。シウシンと名乗った女は絵の女にそっくりだった。翌日、町で借金を回収したが、そこで行列を見かけた。その中にシウシンがいた。絵を見に行くと、もう売れたらしい。あの絵に書かれたのは一年前に死んだ女らしい。ツォイサンはその晩、シウシンに会いにいくのだが、そこでシウシンはロウロウという人に捕われていることを知った。男を匿った罰として黒山妖怪に嫁がされることになる。シウシンは実はすでに死んでいた。しかし、骨をロウロウという千年妖怪の樹の根元に埋められたせいでロウロウのために働かされていたのだった。成仏して転生するにはあと3日以内に新たなところに埋め戻さねばならないらしい。二人はロウロウの根元から骨壺を掘り出した。しかし、シウシンは嫁がされるために異界に連れられてしまう。

シウシンを追って二人も異界に飛んだ。ロウロウと黒山妖怪を倒して、人間界に戻ったが、朝が来ようとしている。朝日にあたったら、シウシンは消えてしまう。ツォイサンはシウシンを骨壺に戻して、シウシンを思い出す物は絵だけだった。シウシンを回葬し、道士とツォイサンは別れた。

レビュー

ジョイ・ウォンをスターにした映画、として有名な作品だ。しかし、ジョイ・ウォンは口が半開きでなんだかだらしない感じがする。それよりもレスリー・チャンだろう。美しく、繊細そうで、そのくせコミカル。

正直に言えば、レスリー・チャンの魅力はあまり良くわからないのだが、本作のレスリーは素敵だ。

VFXを駆使した作品なのだが、まあ、80年代だから仕方がない。チープで、そちらが笑える。馬鹿にしているのではなくて、コミカルなシーンが少なくなく(床下の妖怪のシーンとか)、チープさが非常にいい味を出していた。

ツイ・ハークは本作でプロデューサーを担当しているのだが、VFXに味をしめたらしく、本作以降特殊撮影ものを多く監督している。が、つまんねーものが多いのなんの。いつまでも「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」ではいけないだろうと思う。成功体験が足を引っ張るとはこういうことなのだろう。

特典で音楽監督のジェームズ・ウォンのインタヴューが入っていたが、そちらも面白い。ウー・マの歌う歌はヒップホップ状態なのだが、これが良かった。「人間道」「道道道」という言葉が入っていたが、これが続編でタイトルに使われることになる。

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