性格の違う3人兄弟の恋愛模様を、「エレクション」「過ぎゆく時の中で」のジョニー・トー監督が軽快に描いたラブ・コメディ。
原題:八星報喜 1988年
感想
レイモンド・ウォン印のコメディ。ああーおかしい。
あら。監督はなんとジョニー・トー。あらあ。シネマ・シティで撮影してたの。だったらどうしてレスリーを撮ってないんだろう。お耽美の方向が違いすぎた、というのが大きそう。でもやっぱり、ジョニー・トーのコメディは良い。とっても良い。
「男たちの挽歌」のお札(偽札)でタバコの火をつけるシーンを、ユンファさんの前でさえない男がやるのがいいね。
レイモンド、今回は料理研究家。ユンファさんがおかまな感じだけど女好きの俳優見習いの次男。末弟が漫画家のジャッキー・チュン。レイモンド印のおかまさんって、「ハッピー・ブラザー」のレスリーを思い出すけれど、レスリーのおかまさんより今回はぶっ壊れたおかまさん。1988年なので、もうレスリーは売れっ子だし。レスリーを使えばよかったのに。レスリーがこれくらいぶっ壊れたおかまさんを演じるところが見てみたかったよ。
どうしてレイモンド・ウォンはキリスト教を徹底的に笑いものにしようとするのか。恨みでもあるのかい?
ジャッキーさんのプロデューサー巻きがださい。さらにあの道路事情の悪い香港でスケボーで行くとかなんなんだ。
チェリー・チェンの働くデパートって「Tokyu」って見えるんだけど、東急?あったの?今はないよね?
女優の肩パッドがひどい。まるで「少林サッカー」のヴィッキー・チャオじゃないの。
れ、レイモンド・ウォン印のコメディのお屋敷がある場所ってどこなんだろう。今回は海が見えて、山も見え、鳥の声まで聞こえる。香港島の裏側?舞台の観客に「男たちの挽歌」のマークの格好をしたチョウ・ユンファがいて、カール・マッカまでいた。
今回はレイモンドは振られた・・・。かわいそうに。
あれ?ユンファさんが窓から彼女にプロポーズして、指輪をプールに落とし、指輪を探しにプールに潜り、実はカナヅチなので彼女がそれを助ける、というシーンに見覚えがある。これ、見てたんだ。ジョニー・トーを追っかけてたときに見てるのかな?