残念ながら、日本語字幕はない。でもYoukuで公式に配信しているし、IP制限されていないものは多い。(VIP=有料会員にならないとならないものはある。iOSユーザーならば、Apple経由で支払うことができる)
2005年
感想
お腹いっぱい。ゲーム系のものはもう当分いい・・・。
主人公の李逍遥はかわいい。胡歌の事故の前なので、右側に傷一つなく本当に綺麗だ。逆に、右の顔面が崩壊したらしいのに、ここまで戻せるという技術とメイクには脱帽である。
しかし、いろいろと金庸の「神雕侠侶」(「神雕剣侠」。というより、「楊過小龍女」といった方がわかりやすいかも)から借りているじゃないか。
李逍遥は背負うもののないまっすぐな青年で、楊過は多少ひねくれているけれど。それでも、李逍遥は記憶を消されてみたり、ぐねぐねと曲がっていってしまう。
霊児(公主)は古墓で育った小龍女のように、島で育った。「私は身を引くわ」という霊児は、「師匠である私とは・・・」と消える小龍女のようだ。
楊過の側には(楊過は手を出さないけれど)、何人も女の子たちがいた。李逍遥の側にももともと女の子たちがいたけれど、ずっと側にいたのは林月如(剣の達人)である。李逍遥は公主と結婚したのに、その記憶を消され、側にいる月如の方が好きだと思うようになる。
結局記憶を取り戻して霊児のことが好きだ・・・と思うのに、月如は・・・。と思うと月如は死んでしまう・・・。この、二番手以下の女の子の報われなさよ!
楊過小龍女では、わがまま娘の郭芙がキーになるけれど、本作にはそういう悪い子は出てこない。月如は物分かりが良すぎる。
笑ってしまったのは、いきなり霊児が出産することとか。霊児は母后が女媧の一族だったためにその力を引き継ぎ、というので女媧=蛇の体に人間の頭なのである。
攻めるなあ。
妖怪夫婦の話や、妖怪と愛し合うようになってしまった道士(妖怪はなんと蒋欣!)とか出てくるが、結局のところ、初めの10話までと30話以降で十分だったと思う。日本のドラマならそうなるだろうなあ。34話は長すぎである。
結論としては。
こういう愛の話はあまり好きじゃないんだよなあ、であった。
コメント
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