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レスリー・チャン 嵐の青春

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2組の若いカップルを、思いもよらない衝撃的な結末が襲う!
裕福な家庭で育ったルイ(レスリー・チャン)はデザインの勉強中。そこへ日本に留学していた従姉妹のキャシー(パット・ハー)が帰ってきた。自由奔放なキャシーはプールサイドで監視員をしていたトム(トン・チュンイプ)をからかうが、その後、強引な彼のアプローチに一瞬にして恋に落ちてしまう。それを間近に見たルイはいてもたってもいられなくなり、夜のレストランで一人ビールを飲んでいると、そこで恋人と喧嘩したトマト(セシリア・イップ)と出会う。やさしいルイはそんなトマトを車で彼氏の家まで送ってやるのだが、彼氏に荷物を捨てられて途方にくれたトマトを親切にしていくうちに、やがて二人は恋するようになる。
 2組のカップルはいっしょに島へ旅行に行き、夏の恋に燃え上がっていた。だがそこでキャシーが日本で付き合っていた元恋人の信介が現われる。ある事情で日本から香港へ逃げてきた彼と関わることになった2組のカップルたち。やがて彼らはトラブルに巻き込まれてしまう。信介は赤軍のメンバーだったのだ。そして彼を追ってきた赤軍のメンバーらによってルイたちに悲劇的な結末が待っていた・・・。

烈火青春 Nomad 1982年

感想

監督はパトリック・タム(譚家明)。

苦手そう、と思っていたけれど、そこそこ面白いじゃない??先に「愛しのドラマー」あたりを見たのは正解だっただろう。

82年公開なので81年のレスリー。25歳にはとても見えない。むしろ18歳とかそこら。コメンタリーが入っていてレスリーのラブシーンのところで女優の「イップ・トン(セシリア・イップ)はまだ17とか18でしょう?それでこんな大胆なのを演じるんだから」と言っていた。レスリー、とてもではないけれどセシリア・イップよりもかなり年上には見えない。このころの7歳の差は大きいわよ??と思ったら、59年生まれ。撮影当時17とか18だったのはパット・ハーの方。

コメンタリーでは「レスリーのここまで大胆なベッドシーンは他には別の意味での「ブエノスアイレス」くらいのものでしょうか」と言っていたけれど、ちょっと尺が長いというくらい?レスリーのベッドシーンとかラブシーンの多くはがっつきすぎなのだが、本作ではおずおずと始まってとても自然でよろしかった。「気になる相手」が「愛する存在」に変わる瞬間の表現として秀逸であった。

反対にポンとキャシーのシーンはキャシーの言うとおり「セックスだけ」という奔放さである。確かに香港映画の女優としては大胆な女優だ。コメンタリーではキャシーの脇毛の衝撃を語っていたが、日本男子どもは港女を知らないな・・・。確かに車の上でスカート(というよりも巻いただけの布)をぱっと取ってしまうシーンは衝撃的だが、脇毛は港女の通常営業である。ちなみに今でも。おそらく日本人ほど脇毛を見せつけられたショックを感じていまい。

セシリア・イップ、やってることは大胆だが、どう見てもイモっぽいし、とてもではないが美人にも見えない。当時の香港のファッションが半端でなくださく見えるのが仕方ないが。8年後の「スウォーズマン」の方がかわいい。レスリーにワンピースをぺろっと捲り上げられてお腹にレスリーが顔を当てるシーンがあった。妊娠の象徴だろうか。「母の不在」がレスリーのキーワードの一つなのだが、このルイスの場合は子供に嫉妬する父になりそうだなーと思った。

「欲望の翼」は本作にインスパイアされ、という。確かに「欲望の翼」のキャラクター設計を見ると、位相をずらした「嵐の青春」であった。レスリーの演じたヨディは本作でレスリーの演じたルイスの母性を求める姿に重なる。ヨディの悲劇は本作のラストの悲劇に重なる。傍観者であったルイスに「欲望の翼」の傍観者、タイド。「欲望の翼」の踊り子のミミは奔放なキャシーと最後に豪胆さを見せるトマト。スーがいないけれど、ポンはお気楽な感じのサブが重なる。

本作の監督、パトリック・タムの元からのちにウォン・カーワイ組になる人たちがいる。本作の美術監督ウィリアム・チョン。プロデューサーに名前を連ねるジェフ・ラウ。パトリック・タム本人もウォン・カーワイ作品の編集を担当したらしい。コメンタリーで言われれば気づくが、画質が荒く、良さが伝わらない。まるで「楽園の瑕」くらい良さが伝わらないのだ。もっと綺麗な、デジタルリマスターをかけて見せて欲しかったなあと思った。

コメンタリーはレスリーと親交はあったけれど、それほど深い思い入れはなかった人たちだったらしく、それはそれでよかった。ただラスト「スターを見るのもいいのですが、」という部分は不要である。大きなお世話。

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