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四大名捕~都に舞う侠の花~

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時は明の時代。皇帝直属の特務機関「神侯府」には、卓越した武芸と能力を持つ捕吏が存在した。彼らの名は、冷血、無情、追命、鉄手。人は彼らを「四大名捕」と呼んだ。
ある日、朝廷の大臣らを狙った殺害事件が発生。事件の黒幕は、皇帝の異母弟である安世耿(あん・せいこう)だと判明する。しかし、それは彼の壮大な復讐劇の幕開けでしかなかった。同じ頃、皇帝の側室候補の女たちが逃亡。冷血は発見した楚映雪(そ・えいせつ)を皇宮へ引き渡そうとするが、逃亡者への罰が処刑だと知る。映雪を哀れんだ無情たちは、規則に忠実な冷血の反対を押し切って離陌(りはく)という名で下働きをさせることに。一方、冷血が狼族の血を引いていると知った安世耿は、冷血の血液を入手するため配下である九尾狐を神侯府に送り込んでいた。狼族の血を引く冷血の親や家族は、次々と何者かに殺されており、冷血は長年その仇を探していたのだが…。

少年四大名捕 2015年

感想

原作は温瑞安。

ウィリアム・チャンが苦手すぎてパスしてたのですが、いやー。そんなに悪くないかないですか。ただし、2015年なので、古いんですよね。衣装と田舎っぽい桃色メイクまで含めた色合いも、アクションも何もかもが。こうしてみると、「琅琊榜」のゲームチェンジャーぶり、すごい。あれも、郡主の藤色リップがダサい。

チャン・ハンってこんな人だったんですか。

笑うとキモいと思ったヤン・ヤンも、普通に可愛い。というよりも、すごくかわいいじゃないですか。今まで見た中で(数は少ないんだが)、一番良かった。スペック、顔立ちともに王一博と被ってて追い抜かれてしまった感があるけれど、頑張って。ちょっといい子すぎるんですよね、この人。

ところが、無情さんがちっとも一途じゃないので、二番手くん好きの私もキャラにはあんまり萌えなかった。

パターンは、チャン・チュンニンが演じた離陌がつくし。チャン・ハンの演じる冷血が道明寺。ヤン・ヤンの演じた無情が花澤類。ただし、あっち(如煙)に一途と思いきやこっち(離陌)によろよろ。さらに公主によろよろと、無情が悪いわけじゃないけれど、タイミングがひたすら悪い人でした。

本当に花より男子の枠と同じく、四人の美男子ということなのだけど、追命が西門、鉄手が美作的な配置で、それぞれお相手がおられるわけです。

苦手な俳優女優の名前を上げろと言われると、真っ先に名前が上がる一人が、ウィリアム・チャン。超苦手。そもそも顔が苦手な上に、すりおろしてやりたいくらい演技が大根だと思ってた。追命を演じていたのだけど、本作をなかなか見なかった最大の理由はウィリアム・チャンなんだもん。

それがどうしてどうして。この軽くて、ナルシストで好きな人になかなか報われないという役にぴたーっとハマってて、本作の追命はこの人以外にはあり得ないんだろうなってくらいぴったり。

苦手枠に入っていたのに、ある作品で実はこういう演技ができる人だったの!ということになると、むしろ好きな方にぶれることがあるんですよ、私。女優さんにはその傾向が強くて、周迅とヤン・ミーがそう。ウィリアム・チャンは…黄暁明と同じく「どっちかというと相性が悪いけど、たまに良い」枠に入れましょうかね。

さて、四人目。鉄手を演じたのが、マオ・ズージュン。それなりに中国映画も中国ドラマも見ていても、どちらかというと一人の俳優、一人の監督を追っかけていく傾向のあるわたくし、キャリアが長くてもちっとも遭遇しない方というものはたくさんおられるわけです。マオ・ズージュンもその一人ですね。

多分、どこかで、見てるんだろうけれど、というオーラの薄さ。演技も雑じゃないんだけどねえ。全てに80点を取っててもスターにはなれない。どこか30点でもいいから120点を取れるところがある人でないとスターになるのは難しい。というやつですね。

鉄手のパートは毒女になっちゃう依依です。そう鬼鬼。これがもう、むっちりしててかわいいのなんの。最近見かけないけれど、多少似通った演技になっちゃうんですよね、この子。

ヒロインはチャン・チュンニン。チュンニンちゃんの出演作はかなり見たけれど、ハッピーエンド系のヒロイン枠では初めて見るかもしれない。比較的きゃんきゃんやらない女優さんなんだけど、演出とキャラと、吹き替えられた声のせいでちょっと雑な演技に見えるのが勿体無い。

美人系・お色気系というよりも清楚系なんだが、なんか愛人っぽさとか、小三とか二号さんっぽいところがあるんですよね。いろんな男を誘惑したと誤解されるのも、妙に似合っている。この人、実際にそういう誤解なのかなんなのかをよく受けていていたから。ただ、どちらかというとプライベートではむしろ男嫌いではなかろうかというような印象を持ってる。

トータルで見ると、2021年的には、古さを感じつつも、ヤン・ヤンがかわいくて、ウィリアム・チャンが比較的よろしかったという作品でした。そんなに面白いわけじゃない。

垂れ流すにはいいけれど、がっつり見るような作品ではないということで。

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