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時尚達人(ファッションの達人)

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與時尚同居  時尚達人  Sleepless Fashion  2011年

監督は尹麗川。

タイトルが「時尚達人」なのはこれが台北で購入したディスクだからある。台湾と香港では「時尚達人」というタイトルになっていたのだ。

ラスト、名尚が高級ファッションで、小輝の庶民用のファッション雑誌も爆発的に売れる、というのは今の中国の様子を良く表しているのだろう。本作が当たらなかったのは、少し先走りすぎた、というところか。まっただ中にいる人たちにはわからないのかもしれない。しかし、成熟した日本から見ると70年代から80年代の日本に置き換えればちょうど良く感じられるのではないだろうか。「エル」「ヴォーグ」という欧州系の高級ファッション雑誌から十代向けなら「Seventeen」に少し年齢が上がって「ノンノ」「アンアン」に「JJ」というあたり。アンノン世代の頃。例えば、ヴォーグジャパンの副編が新しくストリート向けのファッション雑誌を作ったら売れた、みたいな?

おっしゃれなビビアンがださい女で、だっさいヴィックがいけてる(それは微妙だった)男、というのも笑える。細すぎるけれど、女に手が早くセリーヌに鍵を渡すシーンなんかは陳在天の影があった。が、やつれすぎて美形の俳優周渝民の影がなくなってしまっている。もったいないなあ。状態が良ければこの人、すごくきれいなのに。(きれいでありたくないらしいけれど)とにかく、ヴィック・チョウの体がうすすぎ、髪型がよろしくない。
舞台は北京なのだろうか。が、ヴィックもビビアンも生声である。大陸人との会話では明らかに台北なまりである。「楊家将」なんてほんの数語しかないらしいのに吹き替えられたのに。台湾出身の男女、という設定なのだろうか。

ヴィック・チョウがタバコを吸うシーンがあったが、この人は元は喫煙者だったんだたっけ。なんか肺まで入れてない感じの吸い方であった。なんとなく農村の貧しい男にしか見えないのである。やはり、「山田太郎」の新しいバイトなのだろう。ユニクロが似合うのよね。

ダンスシーンはパラパラっぽい。「一万年愛してる」のラストのダンスシーンを彷彿としてしまったが、周渝民さん、あれくらいしっかりと踊りましょう。踊れる人なのになんか踊らないのだ。最近あなたやっつけ仕事してませんか??

ビビアンはぱっと見すっぴん風。老けないように見えるのだが目がなんとなく不自然なのは、アイメイクのし過ぎで目の周辺が、というところなのか。それとも、年齢か。

美女セリーヌがあまり美しくないのがよろしくない。普通の女の子。けれど、ビビアンと並ぶととんでもなく背が高い。

今一何をしているのかがわからなかった。が、林雪がいる。
「スター」の斉西さん。「余男」というお名前の「女優さん」らしい。わからんわあ、中国。

肝心のストーリーなのだが、復讐(というよりもライバル心)と和解、というアメリカ映画的な側面が強かった。それもいい。しかし「ラブストーリー」なら、もっともっとビビアンよりのストーリーかきっちりとヴィックよりのストーリーにすべきだったと思う。おそらくビビアンに寄せて、典型的なシンデレラもののラブストーリーにした方が良かった。英紅一人が小輝を見捨てなかった、とかね。少し中途半端であった。

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