上海グランド

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レスリー・チャンとアンディ・ラウが共演を果たしたアクションロマン。日本が満州国を建国し、台湾を統治していた1930年代。固い友情で結ばれたふたりの男がひとりの女性を巡って対立。そしてクリスマスの夜、ついにふたりは対決を迎える。

原題:新上海灘 1996年

感想

監督は、プーン・マンキ。

アンディ・ラウ

アンディさん、大味で良い。大味なアンディさんを大抵私は批判するけれど、今回はアンディさんがぴったりだった。
レスリーのたまにうつろな暗い目がマンキョン役に似合う。似合う。もう、エロいとしか言いようがない。話がきたときにレスリーがアンディに役を選ばせたらしいが、アンディさん、レスリーの使い方を良く知っている。確かに、女ならこのアンディさんとレスリーさんならレスリーさんを選ぶわな。そこまで含めて納得いく配役だ。ただ、実際問題として「マンキョン」にいくら惹かれてもこういう男を選んではいけない。不幸になるだけだ。

レスリー・チャン

あれ?レスリー、吹き替え?と思ったけれど、ちゃんとレスリーだと思う。
レスリー、アンディとダンスをするな。
しかし、「ブエノスアイレス」とまるで違って腰が引けている感じが良い。「なんで俺たち男同士で踊ってるわけ?」というマンキョンに「良いじゃん。俺の結婚式の予行だ」というリク、という感じ。

レスリー、寝たばこをするな。火事になるぞ。

それにしてもレスリーさん、ラブシーンが過剰・・・。ヒゲが痛いぞ。ただ、レスリーさんのラブシーンっていつも激しいというか、過剰というか・・・。いつもそれが求められたのですか、?

むしろ「犯される男」が十八番だからこそ、ラブシーンでは「犯す男」でなければならなかったのかもしれない。

30年代上海ものについて

1935年、1936年あたりのものは中国人にとって一種何かあるものなのだろう。この時代、日本軍に占領されるという緊張感の中の作品は数が多い。近年でも「ブラッド・ブラザーズ-天堂口」もそうだし、本作の元の「上海灘」に出演していたチョウ・ユンファの「ラスト・シャンハイ」もそうだ。しかしナルシスティックで退屈な二作と比べても、本作は見るものを飽きさせない。「ノスタルジック」と「ナルシスティック」を混同してしまったのだろう。二作「美しく華やかだった上海」にしてしまったのだ。

それに対して本作はザ・ナルシストのレスリー、これまたナルシストのアンディを持ってきても作品がナルシスティックにも「ノスタルジック」にもなっていない。言わば、1935年を生きていた。きちんとホイ・マンキョン、ディン・リクに血が通っていた。役に血を通わせるとき、こだわりが一番強そうなレスリーが一番多くの「自己」を捨てる。それが一番俳優を輝かせると本能的に理解しているのだ。これこそ、ナルシスト。アンディも「レスリーはチョウ・ユンファに似ないような役作りをした。それに対してぼくはテレビドラマに近づけるようにした」ときちんと捨てている。

それが、熱演するときに足してしまうリウ・イェやダニエル・ウーとの違いかもしれない。

特典映像

レンタルだが、レスリーの来日記者会見まではいっていた。レスリーさん、ここで広東語ではなくて北京語で喋っていると思ったのだが・・・。ところどころ聞き取れるはずの北京語なのに、ほとんど聞き取れなかったけどね。

「花の影」のオープンセットを使っているのね、OK。音はアフターレコードね。OK。だったら、なんで上海なのに広東語を喋ってんだ・・・。ああ、「ホイ・マンキョンは広東の出身」という設定だから良いのか。

アンディさんはレスリーさんに先立って来日記者会見していたと。こっちは広東語。
それにしても、98年当時からアンディさん、あまり変わっていない・・・。でも、私の中のアンディさんは「インファナル・アフェア」から何を見ようがなかなかアップデートされないので・・・2014年からよりも、98年からの方が「無間道」当時に近いのか・・・。

「これまで私は若者の役をしてきた。イメージチェンジができたかな。成熟した役も演じられるようになったと言われた」そうなのか。そういえば、アンディさんってそんなに見てない。いや、見てるか?ん?そっか。レスリーものよりよっぽどアンディさんの方を見てたな。最近のものが多いのに、アップデートされていないぞ・・・
「ゴッド・アイ」と「コールド・ウォー」で油が抜けちゃったように感じたのだったなあ。これがこの人の老いなのかもしれない。

年を取ったレスリーを見たかったな。

上海グランド(字幕版)

上海グランド(字幕版)

アンディ・ラウ, レスリー・チャン
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