猟奇的な彼女
キョヌはごく普通の気立てのいい大学生。
ある日、地下鉄で自分好みの女性に目を止めるが、それがかなりの酔っ払い。
やりすごそうとするキョヌだったが彼女はそのまま電車の中で倒れてしまい、なぜか自腹でホテルに運ぶハメに・・・。
その夜から、彼は生意気で凶暴で、でも曲がったことは大嫌いな“猟奇的な彼女”の起こす事件にことごとく巻き込まれて大わらわ。
しかし、どんな仕打ちを受けてもどうしようもなくその魅力に引き込まれていくキョヌ。
そんな時、彼女が親から強制されたお見合いをするという。二人の恋の行方は一体どうなるのか・・・??
2001年
感想
監督はクァク・ジェヨン。
ええ?チョン・ジヒョンが最高に魅力的だと思っていたのに今みると肌が汚い。でもぱっと見、たまにバービィ・スーっぽいことがあって意外だった。
なんだか以前に比べて、いろんなセリフが空回りして聞こえてくるのだ。感覚が変わった、ということなのだろうか。以前見たときよりもつまらなく感じるのだった。
僕の彼女を紹介します
ひったくり事件をきっかけに、正義感が強い婦警と真面目な高校教師の男が偶然出会い、互いに心惹かれていく姿が映し出される。
2004年
感想
監督はクァク・ジェヨン。
髪の美しさなら「流星」シリーズ当時のバービィ・スーかこの人か。そういえば、顔立ちもバービィに似ているかな。
本作はチョン・ジヒョンのプロモーションビデオとしては最高の出来かもしれない。雨の中遊ぶ二人、校庭でチョン・ジヒョンを中心に車が走り、真ん中のチョン・ジヒョンがバーンと銃を撃つマネをするシーンの出来の良さ。投身自殺を計るシーンのコミカルなところ、そして、実際に飛び降りたときのCGは仕方がないが風船に救われるシーンのファンタジックなこと。犯人を捕まえようと車を狙撃して車がチョン・ジヒョンの側をぶっ飛んでいくところのかっこよさ。
部屋に風を入れて「ミョンウ?ミョンウ?」とやるところの切なさと温かな色使いの部屋のかわいさ。いや、あれはTearsのMVか。もう、びっくりしたもの。完全にTearsだけじゃん。
ファッションも2004年?と思うほどスタイリッシュで古びない。つまり、かなりコンサバなんだろう。モデル体型のチョン・ジヒョンの制服姿のかわいいこと。
半ばまでのストーリー展開の楽しさが後半げんなりしてしまう。ミョンウは早くからいわゆる死亡フラグがたっているのだが、死に方が逃走中の犯人を捕まえるときに自分から現場に行って撃たれる、という自業自得な話でここから感情移入ができなくなってしまった。ラスト、「猟奇的な彼女」で振り回された男まで出てきて、何、この子があの彼女な訳?とこれまたげんなり。上手くいけばこういうリンクは楽しめるのに、感情移入ができず怒りを覚え始めていたところに出てきたので逆効果だった。