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カエル少年失踪殺人事件

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80年~90年代に韓国で起きた“三大未解決事件“のひとつで、小学生5人がカエルを捕りに行ったまま失踪し、11年後に白骨死体で発見されるも、2006年に時効が成立した事件を題材にした作品。事件解決の糸口を突き止めるべく奔走する者たちが真相に近づくまでの過程がリアルに描き出され、韓国では興行収入2週連続1位を記録。

CHILDREN… 2011年

感想

監督はイ・ギュマン。

未解決事件のドキュドラマ、未解決事件を題材にした映画は結構好みでもある。やはり、このジャンルの傑作は「ゾディアック」。

さて、本作だが、「ゾディアック」にしたかったんだろうなあ、と思わされるシーンが少なくない。主人公(というよりも狂言回し)は「ゾディアック」同様に報道関係者だ。事件の真相を追う主人公の私生活があり(本作では比重が軽いが)、同じく事件を追う刑事との友情。真犯人から主人公への接触。捕まえることのできない真犯人の顔を主人公が見ること。

けれど、「ゾディアック」の緊迫感がないのは連続事件ではないから。そして、主人公が当初から関わっているわけではないから。そして、編集が甘いから。「ファン教授」(安倍晋三氏に似ている)があまりにうさん臭いから。そして何より、カンがこの事件にどうしてこだわるのかが上手く描けていないから。ファン教授に引きずられて、ジョンホの父にぬれぎぬを着せたことの罪悪感と、娘を持って子を持つ親の気持ちがわかったから、というのだろうが、何か足りない。

ラスト、ジョンホの母がいたずら電話を息子が生きていると思いたかったから、息子からだ、と言った、という告白も、気づけよ?と思うだけだったし。

「イテウォン」の方が出来が良かったと思う。

カエル少年失踪殺人事件(字幕版)

カエル少年失踪殺人事件(字幕版)

パク・ヨンウ, リュ・スンリョン
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