殺人犯

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殺人犯(Murderer) 2009年

感想

監督はロイ・チョウ(周顯揚)。

アーロン・クオックは胸焼けしそうに濃い唐沢寿明という感じで好みではない。だからこそ、単純に俳優として評価ができると思う。この人は、熱演する俳優だ。憑依するのではなくて、入り込んで入り込んで入り込む、そんな演技だと思う。もう、顔だけでなく、演技も濃厚。外連味の強さはアイドルゆえなのだろうか。ポスターの不気味な笑いもちゃんとあった。

郊外だが、香港島の外海側ではないかと思う。これが香港の海か、と美しい海で、ほとんどみたこともないような「香港」がそこにあった。リー・ピンビンの仕事らしく、極めて映像が美しい。こんな映画なのだが、ロケ地を探索したくなるくらいだ。

妻役のチャン・チュンニンと上司は北京語を話して、アーロンは広東語だ。てっきり北京語組が犯人かと思ったのだが、ただただ、それが母語だ、というだけらしい。犯人が分かるまではグロな香港スリラーで、犯人の見当が全く違ったから逆に引き込まれていたのだが。脚本が「言えない秘密」「レジェンド・オブ・カンフー」のトー・チーロン、と聞いて納得。妹役にジョシー・ホー。こっちはアメリカ帰りの派手な妹役で「ドリーム・ホーム」の不幸で不運な馬鹿女とはまるで違うのでこれもお楽しみあれ。

お子ちゃまだったところから一気にファンタジー。何なんだよ?ああ、トー・チーロンは「言えない秘密」の脚本家だもんね。
年を取らないんだってさ。実は自分の腹違いの兄貴だったんだってさ。邪悪なお子ちゃまなんだが、そうではなくて外見はお子ちゃまなんだが、中身は邪悪なおっさんだったとさ。昔母親と父親の元を訪れたらこの刑事と妹、その仲間に邪険にされ、追っ払われて母親は東南アジアで売春をして暮らし、自分は年を取らないので不気味がられてきた。リッチな弟に復讐しにきたんだってさ。

濃厚なアーロンの演技でお腹いっぱいになれます。まあまあ、かな。ところでこのお子ちゃま、途中でCGが入りますが、なかなかの名演技に見えました。これは演出の技だろうなあ。

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