SDU: Sex Duties Unit 2013年
監督は麥詠麟。
買うんじゃなかった。ショーンとパン・ホーチョンで買ってしまったのだ。くっそー。
まず、笑うところがわからない。広東語話者による広東語話者のための映画だった。私には北京語もわからないわけではない人向けの作品でないと理解できない。
不快ポイントが非常に多かった。
どうしてマカオに女を買いに行こう、になるのだろう。そういうところが嫌。香港男子に「日本の男が団体で香港にきていると、女を買いにきたっぽく見える」と言ったのだが、彼は「売春婦」という単語が理解できなかった。そんなカマトトな香港男子だが男は男なんだなあ。
まあ、それはいいとしよう。でもなぜ密航しなければならなかったのだろう。
次は同性愛の扱いだ。あれだけ差別的に扱っていいのだろうか。香港ってあれだけ国際都市でいろんなところから人が来るのに、極めて保守的で閉鎖的な社会でもある。同性愛者、両性愛者には厳しい社会だろうなあ。案外開けている台湾映画ではこのような表現はおそらくないだろうなあ。
最後はどうしてめでたしめでたしなのだろう。彼らは密航した犯罪者ではないか・・・みんなで戻れて、仲間意識が強くなって良かったね、ではないでしょう。