MOZU Season1〜百舌の叫ぶ夜〜
人通りの多い都心の繁華街で起きた爆発事件。警視庁公安部特務第一課警部・倉木尚武は、爆心地で発見された遺体が妻・千尋であることを知る。
2014年
感想
どうも、公安調査庁と警察の公安がぐちゃぐちゃになっているようだ。
それと津木の階級が警察庁キャリアなのに警視正でしかないのもありえない。キャリアの警視正って30代前半。まだ駆け出しなんだもん。
とまあ、つっこみはおいておいて。
CIAが舞台だったHomelandなみにそこそこのものができるんだなあ、と思った。
このチームとキャストは「ダブルフェイス」。「インファナル・アフェア」のリメイクだったのに対して、こちらは日本の小説を原作とする。脚本家の完全なオリジナルで見てみたかったなあと思う。
それでも、西島秀俊はいいけど、香川照之はあまりに過剰。相性が悪いんだな、私とは。
真木よう子の冷静さがすばらしい。表情なく、男社会に生きる女をうまく演じている。「小娘扱いして下さってありがとうございます」って素敵な切り返し。香港に突っ込みたい。
やっぱりキモは一癖も二癖もある津木を演じた小日向文世か。怖いねー、怖い怖い。
百舌を演じた池松壮亮も今後が楽しみ。
「ダブルフェイス」ではひどかった伊藤淳史は「ブラック&ホワイト」のハオカーみたいだった。
MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~ Blu-ray BOX
MOZU Season2~幻の翼~
Season1の事件から半年後。執拗に妻の死の謎を追う警視庁公安部のエース・倉木尚武(西島秀俊)の前に、新たな巨悪が立ちはだかる。暗躍する国際的テロリストグループ、見え隠れするあの“百舌”の影、公安警察官・美希(真木よう子)の実家に鳴り響く無言電話、そして、あの“ダルマ”に宿る恐るべき策謀…。
Season1で生まれた数々の謎の真相に迫りつつ、さらに、翼を広げ幻のごとく舞い上がる「MOZU」の次なる世界が展開される。
2014年
感想
GJ。
しかしだな。続編が映画というのがつまらない。
ドラマはドラマで完結すべきだ。「踊る大捜査線」がつくづく悪い意味でビジネスモデルになってしまったと思う。しかも、これが台湾でまで踏襲されてしまった。しかもそれは私が愛する「ブラック&ホワイト(痞子英雄)」。
本作はただただ真木よう子に尽きると思う。あれだけ整った顔をしているのに、低音の声と高いオス度。香川照之よりはるかに男らしく、男前である。倉木に惹かれた、なーんて言わせてはならない。そこが問題なのだ。倉木と明星のラブシーンなんて、「SPEC」の当麻と瀬文のラブシーン以上におかしいだろう。「SPEC」で男女のバディものを作ったTBSなんだから、頑張って西島秀俊と真木よう子のバディにしていただきたい。
さて、真木よう子。同い年なのに、本当に、本当に将来が楽しみな女優だ。SPを見直したくなってきたぞ。
しかし、このシリーズはもうお腹いっぱい。