時効警察
時効が成立した事件を趣味で捜査する総武署時効管理課の霧山と、交通課の三日月の活躍を描いた新感覚コメディ・ミステリー。
2006年
感想
ちょうどこの時期のドラマって見てないんですよ。日本にいなかったり、忙しかったり。
いっやー、これ、リアルタイムで観たかったわー。
オダギリジョーが苦手だったんですよ。ところが2021年ではむしろダメな感じがすごくいいじゃないですか。なんだかんだ言いつつ、霧山は三日月に飼われてるじゃないですか。
いかん。最近どうにもこうにも「ダメ男キャラ」の良さがわかってならん。とはいえども、ブラック&ホワイトの痞子が好きだったから、もともとそういうのが好きなんだな。男を飼ってペットにしたい人の気持ちがわからんでもないが、そのペットが優秀でないとつまらんから、まあ、普通の男ではペットにできぬ。
帰って来た時効警察
時効を迎えた犯人の方々、お元気ですか。
2007年
感想
これまたアマプラにあった。
おかしいんですよ。本当におかしい。
変な話だらけなのだけど、イッチバン変なのが富豪の話。これ、実は監督がオダギリジョー本人。だから、三日月の話にして、霧山がまりいないのだけど、一つだけ雰囲気が狂っててちょっとテンポが狂った。
それにしても、この頃のメイクって薄いよね。
麻生久美子はそばかすが見える始末だし。オダギリジョーは目のクマがすごく酷い。
時効警察・復活スペシャル
ディスク化されてないのかな。アマプラでディレクターズカット版を見た。
2019年。
12年ぶりに復活。これがまた、オリジナルキャストが揃うんだから、日本の芸能界どうなってるんだ。吉岡里帆が加わるだけ。
2006年2007年とゲスト(=犯人)は全員女性だったけれど、本作のゲストは武田真治。もう一人のゲストは菊地凛子。
え、菊地凛子ってこんな演じ方する人だったっけ、というか、セリフ回しが微妙だった。いやまあ、こういう喋り方をする人(=何か隠してそうな人)いるんだけどね。
時効警察はじめました
“時効管理課”の主な仕事は、時効になった事件の資料を検察へと送ることと、その捜査資料の管理なのですが、殺人など重大事件の時効が廃止され、以前よりもさらに窓際な部署になっていました…。そんな古巣に戻ってきた霧山は、時効を迎えた事件を私的に捜査するという“趣味”を再開。 霧山にとって、捜査はあくまで趣味なため、対象とする事件は大小さまざま。たとえ犯人を突き止めたとしても成敗などするわけではなく、自分の推理が正しいことを確かめたい…ただそれだけなのです。
2019年
感想
ディレクターズカット版が、アマプラに。
感想
うーん。
うーん。
オリジナルキャストを持ってきたのはとても良い。12年間、このメンバーは公務員なのに移動もないのか、さすがは窓際と思った。ただし、12年間の間に「キャスト」の方にも大してなかったんだろうということで、日本のエンタメ業界の先細り感を象徴するようにも思う。
吉岡里帆も、スペシャル版では浮いていたのに、きちんと中に入っていて、へー、こんなに演じられる女優さんなんだって思った。でもエピソード6は完全に「陳情令」の鬼将軍・温寧じゃん…
12年前よりも、肌を作り込むようになったよね、と麻生久美子を見て思う。
ところが、演出のくどさ。繰り返しとかさ。
あと、犯人が反省しちゃうようになった…。とか、一回くらいだったらそっかー、で済むんだけど、何回も、殺された被害者が加害者を守るとねえ、なんだかなあって。