イザベラ

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マカオ返還の直前、警察官のセンは人生最悪の1日を過ごしていた。
贈収賄容疑で停職処分を受けた彼は、慰めを求めてバーをさまよい、ヤンと出会う。
彼の年齢のおよそ半分の若さである彼女を口説き、ベットへと誘う。
しかしそこで彼を待ち受けていたのは、彼女は実の娘であるという衝撃の事実だった。
彼女が同居を主張することで、センの独身人生は終わりをつげる。
彼らはマカオの街を徘徊し、行方不明となったヤンの子犬を捜し歩く。
しかし二人がこの関係に慣れていく中一方でセンは裁判に直面し、ヤンの身元も怪しくなっていく…。

原題: 伊莎貝拉 2010年

感想

監督は、鬼才と言っていいパン・ホーチョン(彭浩翔)。

さすがパン・ホーチョンと思ったのは、引越し(夜逃げ)シーンだった。チャップマン・トーとイザベラ・リョンが荷物を持つのだが、重いので一歩ずつ運ばざるを得ない。その二人がまったく同じリズムなのだ。

イザベラ・リョンの神懸かり的な美貌と演技力は必見だ。笑ったのは、ロリコンの毛のある「父親」の彼女たちを一人一人首にするシーンだった。

「妄想」で思ったのだが、嘘つきではなく、「自分の作り上げた「嘘」を本当だと思い込んでいる人」を演じさせると、この人の右に出る女優はいないのではないだろうか。ヤンはこの首にしていくシーンだけではなく、高校でも同級生のとっぽい男の子に嘘をついてついてつきまわしている。そのシーンが「思い込んでいる人」に見えたのだ。自分に惚れ込んでいるこの男の子はガキ、と思っているのだが、実はこの男の子は「嘘」と知っているのかもしれない。

チャップマン・トーも「インファナル・アフェア」のちょっとうるさい演技が多いのだが、本作ではそんなことはない。どん詰まりの男のどうしようもなさを押さえ気味に好演していた。

アンソニー・ウォンとショーン・ユーはカメオ出演だ。お楽しみに。

香港を舞台にした映画は多いが、マカオを舞台にした映画はほとんどない、というか本作以外に見たことがない。少し不気味なのであまり好きになれなかった場所だった。それでも、香港以上に洋風の建物が多く、一瞬一瞬は結構、きれいな場所だった。

ただ、10年ぶりに、マカオに行ったけれど、ホテルをコタイにしたからというのもあるけれど、なんか「楽」なところだった。

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チャップマン・トー, イザベラ・リョン, アンソニー・ウォン, ショーン・ユー
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