捜査官X

スポンサーリンク

山奥ののどかな村で起こった強盗殺人事件。事件を担当するため村へ訪れた捜査官シュウは、死体を調べるうちに彼らが指名手配中の凶悪犯であることを知る。当時事件現場には、製紙工場に勤める職人リウが偶然居合わせており、リウの必死の応戦により2人は打ち所が悪く死亡したのだという。正当防衛の末に強盗犯を退治したリウは村の英雄となったが、シュウは入念な検死や現場検証を重ね、これが偶発的な正当防衛ではなく、リウが致命傷を意図的に狙ったのではないか、と推測する。常人離れした知識、直感、想像力を総動員させ難事件解明に挑むシュウは、やがてリウの隠された過去、そして村全体をも脅かす驚愕の真実へと辿りつく―。

原題:武侠 2011年

感想

監督は、ピーター・チャン(陳可辛)。

二分割されるのでトー・チーロンの脚本かと思ったら、「ジェイ・チョウを探して」のオーブリー・ラムだった。香港の女性映画人は二分割をするのが好きなのだろうか。ピーター・チャン(陳可辛)もなあ。。。

シュウは融通がきかない。妻の父であっても偽薬を売れば捕まえる、そんな人だ。法が重要で、当時にしては合理的に科学的に思考する人だ。いわば、シュウはこの映画の中では唯一と言っていい「現代人」「西洋式の考え方をする人」なのだ。そのシュウはしだいに法は本当に情よりも重要か悩むのだが、それでも、逮捕状は金で買う。この中華系の感覚。これが合わない。

ブラック&ホワイト」でも親分を逃がすシーンでそういうシーンもあったなあと思う。警官としての職務を優先させるか、「妹」の頼みを聞いて「父」を助けるべきか、とか。本作は時代劇だし、私だってまさか描かれる世界をそのまま真に受けることはしない。それは、日本の幕末ものの時代劇を見て日本人の精神論を論じてしまうようなものだとも思う。だが、この受けれがたさ。「ブラック&ホワイト」では引っかかりもしたが長丁場のドラマなのでスルーできたのだが、映画でこれをやられるときつかった。得意な電波にしてしまえば、「現代、法を優先させるがそれは本当に?」というメッセージと無理矢理読んでしまっても、いや、あまりにも下らなさすぎる。

リウ(タン・ロン)側だが、これはドニー・イェンが少し力を抜いた演技をしていたのが収穫だろうか。

ドニー・イェンを襲うおばさんがいるが、「王妃の紋章」で太子の生母を演じた人だろうか。

エンディングソングがオフビートっぽいのかなんなのかわからないのだが、感覚に全く合わず気持ち悪かった。

雲南ののどかな風景と水。景色としては私は山よりも海が好きだ。けれど、水辺は大好きだ。このきれいな水。これは美しかった。

タイトルとURLをコピーしました