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快盗ブラック・タイガー

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父の仇をとるために盗賊になったダム。一方、ダムの恋人・ラムプイは盗賊の逮捕に燃える警部と婚約させられてしまい…。

2000年

感想

監督はウィシット・サーサナティヤン。

「ブラック・タイガー」とくれば、エビだろう。エビを巡る話かと思ったら、「ブラック・タイガー」とは、「黒い虎」だった。残念。

絵の作り方は、わざと退色させ、ところどころ後から色をつけてている。つけた色は赤や黄色がメインだから、キッチュで面白い絵になっている。悪趣味すれすれで目が少しちかちかするが、「王妃の紋章」のひどさと比べればこちらの方がよほど良い。けれど、それも建物とか「塗りやすい」所だけなので、それに気づくとキッチュを通り越し、チープになっている。

カウボーイのコスプレをした強盗団も笑えるし、マジックで書いたような髭や、黄色い紙の月もキッチュとチープのすれすれだ。タイ語はわからないがなんだか臭い台詞回しと演技、外連味の強いカメラワークもわざとだろう。カメラワークはちょっとあざといくらいで、1940年代から50年代のアメリカ黄金期の映画(西部劇や「風と共に去りぬ」)を見ているようなシーンがいくつかある。ははははははは、はははははは。

もう少しテンポが良ければクエンティン・タランティーノ好みのキッチュな映画に仕上がるだろうとは思うが、いくぶん「マンペイライ」なのだろうか。テンポは悪い。絵の作りがすれすれだったりチープだったりするせいで、全体的にはチープの側に落ちてしまっている。

個人的に好きなのは「蛍の光」などの音楽とタイ(なのだろう)の音楽が共存しているところだ。

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