天才的ドライビング・センスが買われ、組織で“逃がし屋”として働くベイビー(アンセル・エルゴート)。
彼の仕事は、銀行や現金輸送車を襲ったメンバーを確実に“逃がす”こと。
子供の頃の交通事故が原因で耳鳴りが止まなくなり、それを消すために、彼は四六時中イヤフォンを身につけ音楽を聴いている。
組織のボスのドク(ケヴィン・スペイシー)、短気でクレイジーなバッツ(ジェイミー・フォックス)、凶暴すぎる夫婦バディ(ジョン・ハム)とダーリン(エイザ・ゴンザレス)。
彼らとの仕事にスリルを覚え、才能を活かしてきたベイビーだったが、恋人デボラ(リリー・ジェームズ)の存在を嗅ぎつけられ、組織から抜け出す決意をする。
恋人と組織を道連れに、最後の仕事がいま、暴走を始める―!
2017年
感想
監督は、エドガー・ライト。
日本の映画館でようやく見たのが、本作、ベイビー・ドライバー。
良いタイミングで見ることができた。
音とアクションの融合、言ってみれば、ミュージカル・カーアクション。アトランタで真っ赤なスバルがダンスする、なんだもん。
そうとしか言えないんだから、仕方がない。
美女デボラに見覚えがあり、台北で見た「ビリー・リン」のチア・リーダーかと思ったら、「高慢と偏見とゾンビ」のエリザベスを演じたリリー・ジェームズだった。
あの子ばかり書いてるぞ。
主人公・ベイビーは、言ってみれば、クラスに一人くらいいる、「何を考えてるのかわかんないcreepy」気味の男子。
常に音楽を聴いているのだけど、その理由は子どもの頃の交通事故が原因で常に耳鳴りがしているから。
終盤、音楽を聴くことができないと思うのだけど、そこではどうなんだろうね
ケヴィン・スペイシーは、最近同じ役ばかりやっているような気がする。本作と、「ラスベガスをぶっつぶせ」はほとんど変わらない役だ。犯罪者集団を率いる、インテリ、というところ。
ベイビーの借金返済が終わっても手放そうとしないんだが、最後の死に方はまあそうだろう。
エドガー・ライトにリアリティーを求めたってしょうがないんだが、ベイビーのお仕事が途中まで何年もうまく行きすぎるのもアレ。と思ったら後半に向けて、苦いものになっていく。
そしてクライマックスにクイーンを持ってくるのはやはり「ショーン・オブ・ザ・デッド」と同じく。確かに、フレディマーキュリーの声はこういうシーンにすごく合う。
映画館で見て本当に正解だった。
それなりに、配信されてる模様。。