時は朝鮮時代、文官ソンヨルは王朝を陰で支配する悪の吸血鬼クィの陰謀によって婚約者ミョンヒを失い、自らも吸血鬼となってしまう。
120年後、ソンヨルは書籍商人のヤンソンにクィを倒す秘策が書かれた秘伝書探しを依頼。
男装をし、家族のために働くヤンソンの明るく健気な姿にいつしか惹かれていくが、そんな彼の前にミョンヒと瓜二つの女性ヘリョンが現れる。
一方、世孫ユンは、身分を隠して宮廷の外で自由に生活している。
遊び人を装いながら、密かに父の仇であるクィを倒す計画を進行していたのだ。
そのユンもヤンソンに出会い、想いを寄せ始める。愛する人を殺しかねない吸血の欲求と葛藤しながらもヤンソンへの愛を深めていくソンヨルと、王族という身分を隠しながらヤンソンとの時間を重ねるユン。
悪に立ち向かう宿命を背負った2人の男が1人の女性を愛した時、運命の歯車が動き始める??。
2015年
感想
「ゾンビ」と思ったら「ソンビ」だった。士大夫の「士」を韓国では「ソンビ」と読むのか、もしくは「士大夫」そのものを「ソンビ」と呼ぶのか。
イ・ジュンギは本作で初めて見た。狐顔男子はあまり好みではなくて、同じジュンギでも、「ソンギュンガン」のソン・ジュンギの方が可愛げがあると思っていたのだ。好みは、切れ長の目よりも、ぱっちりお目目の10年くらい前の中華美男だもの。あと、顎を尖らせすぎだと思うんだけど。
演技はめちゃくちゃうまい。苦しむシーンが完璧と言っていい。
これが、かなり面白かったの!
ゾンビではなく、吸血鬼ものだった。話はトントン進むし、主演の女優もむちむちとしてかわいい。台湾ドラマが台湾印の元気娘なら、韓国ドラマは賢い女の子の苦労話かなあ。
相当若いな、この子と思ったら、主演のイ・ユビは「チャングム」の悪役、チェ参宮を演じたキョン・ミリの娘。うわー。私の髪の毛に白髪が出るわけだ。
相変わらず、韓国ドラマは女優でもつ。婚約者とそっくりさんを演じるキム・ソウンも表情があまりない役だが、きっちりと演じてくれる。能面役者にならないのが素晴らしい。韓国も悪役を演じる女優さんたちが支えると言っていいかも。
ポンコツ気味の世子が、東方神起のチャンミン。はい、こちらも初めて見ました。同じくもともと東方神起にいたパク・ユチョンよりは演じられるのかな、と思いました。
それよりも、モデル出身らしい、イ・スヒョク。整形っぽいけれど、「クィ」(鬼、の韓国語読みかな)がなかなか良かった。
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コメント
[…] 「ソンビ」では文武両道、「麗」はマッチョ、私がギブした「アラン」も「一枝梅」もむしろマッチョな役を演じてきた人なんですが、名を挙げた作品では本当に柔らかな。あの腰とかすごいじゃないですか。女の子でしょう。表情の柔らかさも、頬も女の子でしょう。口元が青いけど。アイライナーの使い方が実に魅力的だった。 […]