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ソード・アイデンティティ

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明代・中国。

ある町に二人の剣士が現れた。その町には武術の名門が四つある。だからこそ剣士達は現れた。倭寇の戦術を生かした剣術、チー将軍の剣術を残すために。しかし、四門は彼らの長い剣を見て倭寇と決めつけ、追い出そうとした。だから二人は四門を倒そうとする。

というあらすじ。

原題:倭寇的踪迹 2011年

感想

監督はシュ・ハオフォン。

この人は「グランド・マスター」の脚本&武術顧問だった人。

そのせいか、アクションがリアリティがある。棒で一発叩く、など派手さにかける。

西洋的な物語展開に慣れているとなんとも訳のわからない物語だろう。アジア映画に慣れているとはいえ、あくまで香港ベース。やはり西洋的なのだ。

純粋な中国映画を何本見てきたか。私はほとんど見ていないのだ。
戸惑う、戸惑う、戸惑う。黒澤明風であり、そうでもない。
踊り子のところは黒澤的な展開だと思った。
そして、いい具合の間も、良い意味で黒澤から学んでいる。

その間合いは「イーホ、イーホ」武術の呼吸法なのだろう。
「七人の侍」の間であったり、「影武者」の間であったり。黒澤明の時代劇の間合いは武術の間合いだったのかもしれない。

ツイ・ハーク(&チン・シウトン)や、ユエン・ウーピンにサモ・ハン・キンポーの指導したアクション映画たち。出演者ならジェット・リー、そしてジャッキー・チェンの派手なアクションに見慣れると、本作のアクションは派手さに欠け、しかも早い。実戦ではこんなものなのかもしれない。

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