歌って、恋して

スポンサーリンク

虹が見えることで有名な彩虹村に、役人の兄たちともに赴いたロンユン(レスリー・チャン)。しかし、あくどい兄たちに嫌気が差していた彼は自由気ままに行動するようになり、村の実力者の娘チーワン(ン・シンリン)と相思相愛の仲になるのだが…。

原題:九星報喜 1998年

感想

監督はクリフトン・コー(高志森)。レイモンド・ウォン(黄百鳴)印の、春節映画。

オープニングからジングルベル。98年はクリスマスと旧正月が近かったのだろうか。
みんな歌いまくっているのだが、一番上手いのはやはりレスリー。機嫌よく楽しそうにアホな映画に出演している。

「紅」の替え歌を肩の力を抜いて(それでも真面目に)歌っている。でも花を振りまきながら、胸を揺らすとか、あんたその振り付けは変だろう・・・。顔がふっくらしているが公開が98年。97年の撮影か。96年の「ブエノスアイレス」の撮影&97年のコンサートツアーが終わってほっとして食べまくっちゃったのだろうか。丸顔レスリーは好みではないが、丸顔レスリーの方が21世紀に入ってからのやせ細ったレスリーより好き。

おそらく、レイモンド・ウォン印のレスリー新春コメディ映画としては一番最後のものだ。スターの数は減り、いわばレスリー一人がスター。他にはレスリーがケニー・ビーを押し込んだ(そしてケニー・ビーにはそれを言わなかったらしい)だけ。そりゃ、「大英雄」を期待することはできないけれど、「ハッピー・ブラザー」「恋はマジック」を期待してもいいと思うのだが。これはハズレだった。

時代劇でレスリーがマジックを練習しているので「恋はマジック」の高栢飛をするのかと思ったのにそれもしない。あのマジックはただただ「紅」を歌わせるためだけだったの?

ン・シンリンがレスリー相手に淫らな夢を見てしまうシーンはやっぱりレスリーが襲われるのだ。嬉々として襲われるレスリー・・・。やっぱりレスリーは襲われる男をさせるとピカ一だ。そういう俳優って少ないのだ。(なぜかメタファーでレイプされまくるのがショーン・ユーだけど・・・)

レスリーはアクションシーンで仮面をかぶっているが、おそらくレスリーの顔が見える(見えそうになる)シーン以外はスタントだろうなあ。けれど、顔が見えるシーンでもきっちりこなしていた。動ける俳優だったのになあ。

歌って恋して [DVD]

歌って恋して [DVD]

レスリー・チャン, ン・シンリン, ケニー・ビー
Amazonの情報を掲載しています
タイトルとURLをコピーしました