成化十四年~都に咲く秘密~

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悪くはないんだけど、ねえ。録画を貯めたら、絶対見なくなるのがわかってるので、流してる感じで。今、がっつり見てるのは、慶余年と、猎罪图鉴。その中では分が悪くなるのは仕方がない。

“時は成化帝(せいかてい)が世を治める明朝時代・成化十四年。都の行政機関である順天府で法を司る推官として抜群の推理力を誇る唐泛(とうはん/グアンホン)は、妓楼で起きた死亡事件を調べていた。事故死に見えたこの事件だったが、唐泛は被害者が何者かによって殺害されたと推察し、捜査を進めていく。その頃、秘密警察・錦衣衛(きんいえい)の隋州(ずいしゅう/フー・モンボー)も、皇太子の学友が失踪した事件を調べていたが、偶然にもこの事件が妓楼の一件と深く交錯していることが判明する。図らずも共に謎を解明していくことになった二人は、この事件をきっかけに、時にぶつかりあいながらも絆を深め、最強の相棒へと成長していくのだった。やがて調べが進み、宮廷内の覇権争いが明らかになる中、宮中の人間の関与を疑い始めた唐泛と隋州の前に、万貴妃(ばんきひ/アリッサ・チア)派宦官の汪植(おうしょく/リウ・ヤオユェン)が現れ、二人を翻弄していく。

成化十四年 2020年

感想

原作は梦溪石。BL小説を改変した、いわゆる耽改ドラマ。

明らかに「明」の「成化帝」の時代で、万貴妃が悪役で…で、よく出せたなと思ったけれど、プロデュースがジャッキー・チェン。香港人には裏切り者として忌み嫌われるジャッキーなので、検閲を通しやすかったと言うことでしょ。

ジャッキーっぽさはどこにもなくて、アクションもはっきり言って大したことはなく、名義貸し商売かな?的な何か。多分もうすでに成家のアクションと撮影手法が古いんだろうな。横店のセットで、衣装も横店の撮影場にある衣装でやってますと言う、古い感じがする、その古さこそが2020年のジャッキー・チェンらしさなのかもしれない。褒めてない。

2020年ではなくて、2010年なら十分面白い作品だっただろうけれど、大ヒットしなかった理由はそこだと思う。

耽改ジャンルは、陳情令で完全に求められるものが変わっちゃったから。

強いて言えば、顔?

名探偵(食いしん坊)の唐泛はキュートなんですよ。食いしん坊のくせに、料理ができない。

演じる官鴻は古装が似合わう美少年。流星花園出身と聞けば、なるほどーと。この顔は絶対、花沢類。と思ったらやっぱりそうだったのね。しかも台湾人かwww

学校で演劇を専門に学んでいない俳優さんが、天才的な演技を見せることもあるのだが、今の所官鴻は「学んでない人だねえ」という感じで。頑張ってる感はかわいいけれど、あっという間に…ということにもなりそうで。

お相手(?)たる隋州は料理名人なのだ。ぬぼっとしていて、とてもいい。

演じる傅孟柏も台湾人かwww。ぬぼっと感が良いんだけど、頑張れ。

万貴妃を演じるアリッサ・チアも台湾人だし、演技の素人っぽさまで含めて、あれ?台湾ドラマ?状態です。

しかし、私的には、汪植ちゃん。

BSで見てるんだが、離脱しそうで離脱しないのは、この劉耀元くんのためだけですよ…。汪植ちゃん、ほんと良い。

捨て子(浮浪児)たちに妙に親切だし、ひょっとしたら、そこから美貌と才覚を買われて生きるために宦官の道に…というタイプなのかな?とかさ。ああ、不気味ちゃんでかわいいよう。

馬が消えるミステリーは、エラリー・クイーンの家が動くミステリーみたいだった。なんだったっけ、あれ。

「悪女」万貴妃が軍を率いるとか、びっくりしたけど、この話ならありだなあ。

私が好きなのは「ちゃん・ごんちゅ」事件。

衝撃的なシーンはないし、考えさせられる作品でも、裏に秘めたメッセージもないと思う。

おすすめかどうかは別として、だらだら見るにはちょうどいい感じ。

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