親友を殺した罪で服役していた元詐欺師のフォリーは、25年の刑期を終えて出所し、社会の片隅で静かな生活を始める。ある日、殺した親友の息子イーサンが現れ・・・。
THE SAMARITAN 2012年
感想
監督はデヴィッド・ウィーヴァー。
サマリタンとは、サマリア人のことだ。「良きサマリア人」。ユダヤ人に蔑まされていたサマリア人がユダヤ人を助けてやったという聖書上の故事からきている。今日では情け深い人を意味する。それが通じないので別のタイトルが必要なのはわかるのだが、「コンフィデンスマン、はひどい。
フォーリーに重荷を背負わせる設定だが、なんとなく香港映画、それもダンテ・ラム好みだなあ、と思ってしまう。つまり、食傷気味。ラストのアイリスのシーンもダンテ好みの終わり方だし。感動させたいのかもしれないが、薄っぺらいな、と思うのだ。
アイリス役の女優の顔の鼻から口にかけて、そして仕草が私の大嫌いな知り合いに似すぎてて嫌だった、というのもある。