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ビーストストーカー 証人

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刑事トン(ニコラス・ツェー)は、武装した重犯罪者を激しいカーチェイスの末に追い詰めた。
逃走車両に銃弾を撃ち込み身柄を確保したトンだが、車のトランクには少女の遺体が…。
トンの撃ち込んだ銃弾が、中に閉じ込められていた少女の命を奪っていたのだ…。
犯人たちは事件を担当する女性検事アン(チャン・ジンチュー)の車を逃走に使い、少女はアンの娘だった。この事故で、トンは心に大きな十字架を背負う…。
3ヵ月後、アンのもう一人の娘がトンの眼の前で何者かに誘拐される。犯人は元ボクシング選手のホン(ニック・チョン)。
彼は、病気の妻の高額な治療費のために、凄腕の暗殺者として犯罪に手を染めていたうえ、失明の危機にあった。
そんな彼が犯罪組織に依頼された仕事が、アンのもう一人の娘リンの誘拐だった。組織の目的は、リンの命と引き換えに、裁判で組織に不利となる証拠の隠滅。
トンは責任を感じると同時に3ヵ月前の事故の記憶に苛まれながらも、何かに取り憑かれたかのように執拗にホンを追う。
それぞれの運命が複雑に絡み合い、怒涛のクライマックスへと雪崩れ込む。
その先に待つのは、哀しくも美しい、数奇と言うには、あまりに残酷な運命…。戦慄と感嘆、そして涙を禁じえない、衝撃の終幕。

証人 The Beast Stalker 2008年

感想

監督はダンテ・ラム(林超賢)。

最近妙にダンテづいているのだが、理由は一つ。「香港」を映してくれるから。今回は香港島側のうらぶれた場所を映している。ただ、ストーリー上、必要とはいえ、コー・アンとイーが張の事件の交通事故に巻き込まれること、そして、ホン夫妻は張の事件の交通事故のきっかけになった車に乗っていて、交通事故の結果、ホンは視力をうしない、妻も麻痺している、という設定は少々やりすぎ。いつものことなのだが。

ニコラス・ツェーは、今回は死なない。けれど、ダンテはニコに苦労させるね。
最後、土に埋まったリンを助けて抱きかかえて男泣きに泣くシーンで笑ってしまった。だって幼女を抱きかかえた若い男が「リンがいないと、お兄ちゃんは走れないんだよう!!!」だもの。日本のロリ男とは違うのだが、前半のリンを見守るシーンにしても、後半のここにしても、場面だけを切り取るとかなりやばい。

ニック・チョンは、人のよさそうな警官役「コネクテッド」「密告者」で見ることがおおい俳優だ。「エレクション」のばりばりとレンゲを食べるシーンよりこちらはすごい。かわいらしい、といってもいいあの目が白濁し、さらに顔の傷もあいまって凶暴そのもの。

チャン・ジンチューは、見覚えがあるが、タン・ウェイと間違えているかもしれない。色白でスタイリッシュなタン・ウェイ、というところか。

リン役の女の子がすごい。リンという女の子は(検事の娘だしね)、大変利発なキャラクターなのだが、かわいらしい顔立ちをしていて、演技もうまい。あざとさがまるでない。かわいらしい顔をしているからこそ、「リンがいないと、お兄ちゃんは走れないんだよう!!!」という台詞が変態っぽく聞こえてしまうのだが。

Wong Suet-yin as Ling
Wong Sum-yin as Yee

英語版Wikiに出ている。本当に双子なのかな。ウォン・シューインちゃんかな。読めないな。


個人的には「密告者」の方が好きだな。あのグイ・ルンメイがすごいもの。

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