エレクション~黒社会~
香港最大の裏組織で、二年に一度行われる会長選挙。候補者をめぐって内部では意見が割れていた。組織に忠実なまとめ役としてのリーダーが適任なのか、力づくで牽引するパワーリーダーが必要なのか――。対立する候補は、“兄弟”思いで年上を敬うロク(サイ・モンヤム)と、金儲けに長け、荒っぽい手段を使うディー(レオン・カーファイ)。選挙戦(エレクション)の裏側では、さまざまな欲望と思惑が錯綜し、熾烈な戦いを迎えようとしていた……組織の頂点を目指す二人の男によるさまざまな策略の経て、最後に会長の証である「竜頭棍」を手にするのは誰なのか――。 勝利を決めるのは冷徹さか、情熱か?超一流の権力者に求められるものとは?
原題:黒社会 2005年
感想
監督は、ジョニー・トー(杜琪峰)。
ドンパチするのを見るのが好きだったり、男の友情を見るのが好きだったり。何の気もなしに見るとかっこいい男の子がいたり。
が、これは駄目だった。とっても私と趣味の合わないジョニー・トーなのだが、絵が美しいことだけは評価する。けれど、それすら本作にはない。銃撃戦もなければ、男の友情もない。かっこいい男の子はいない。(ルイス・クーは今のところ琴線に触れていない。)
レンゲを食べる男(ニック・チョン)はまだしも、殴る蹴るだもの。痛いじゃないの。ああ、もう無理。続編も無理。受け付けない。ちなみに、早送りしながら見た。
香港、こわーい。
木箱に人をつめて落とすシーンがあるが、空港のあるランタオ島にはこんな岩山が。そして、ビクトリアピークを始め、香港島も切り立った山で、初めて空から香港を見たときに岩山だらけで驚いたのだった。
ジョニー・トーのコメディは好きなんだけどな、となった作品。
エレクション 死の報復
2006年
感想
前作から二年後。
ということで、珍しく(?)世界観が繋がってる訳です。
ただ、ニック・チョンは別の役だったような気がする。
好みに合わなかった、というわけで。