知る人ぞ知るこの〈実話〉を、当時の関係者の証言を基に再現し、謎に満ちた事件の真相をリアリスティックに描いた衝撃のクライム・サスペンス
The Bank Job 2008年
感想
監督はロジャー・ドナルドソン。
昔なじみのもとモデル、マルティーヌが、中古車を販売しているテリーに持ちかけたのが、銀行の地下の貸金庫を破ることだ。
いぶかしく思いながらもテリーは仲間を集めて銀行の地下に忍び込む。その模様は無線で筒抜けになってしまい、通報されるが警察には「どこ」なのかがわからない。
マルティーヌの裏にいたイギリス政府はそこの貸金庫に預けられていた黒人「活動家」のマイケルXが持っているマーガレット王女関連の写真を奪いたかったのだ。マイケルXは写真の存在をちらつかせては逮捕を免れていた。
その銀行にはポルノ帝王の裏帳簿に帝王の部下の娼館の写真まであった。裏帳簿には帝王が賄賂を渡した警官の名前もあったのだった。帝王、MI5、そして警察はテリーを追う。テリーは裏帳簿を利用して一発逆転を狙った。
ということで、シャーロック・ホームズにもゆすり屋事件はあって、「犯人は二人」とか。「ボヘミアの醜聞」とか。あのタイプなので、ストーリーは面白くならないわけはないのに、なんとも漂うB級臭。それは「ジェイソン・ステイサム」という俳優のせいだろうか。それとも、サフロン・バロウズがケイト・ブランシェットそっくりだからだろうか。
軽やかさがあれば救いようもあっただろうに、「実話をベースにした」というところに引きずられてしまったのだろうか。例えば、日本で三億円事件ものが総じてつまらないのと同じなのだろうか。