サシャ・バロン・コーエンが、今度は世界一危険な独裁者アラジーンに扮する。ニューヨークで身元不明人になってしまったアラジーンが巻き起こす騒動を描くコメディ。
The Dictator 2012年
感想
監督はラリー・チャールズ。
キム・ジョンイルに捧げる、などというブラックなオープニングだ。
独裁者アラジーンの統治する国のワディヤはソマリア近辺らしい。だが、行動は北アフリカというよりもむしろ北朝鮮だろう。
活動家が両腕を上げると腋毛わっさーだったのにびっくりした。からかわれるんだけどね。
本当に、サーシャ・バロン・コーエンって悪趣味。
出産シーンはひどかった。
ついでに、女優の趣味もあまりよくないのだ。
エドワード・ノートンがカメオ(中国大使の「お相手を務めた」らしい)で出演していた。確かに、好きそうよね、こういう映画。久々に見た気がする。「国家の1%に富を集め、貧困層を切り捨てられる」「何度でも救済できる」「メディアをある一族に集めて世論操作できる」「理由をでっち上げて戦争もできる」すべてアメリカのことだもの。