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「TAICHI 太極 ゼロ」「太極 ヒーロー」

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TAICHI 太極 ゼロ

楊式太極拳の創始者・楊露禅の若き日の戦いを描いたアクション。戦士・露禅は、額に生えている角に衝撃を与えられると制御不能な力を発揮する。激戦に駆り出され毒血が身体中に回ってしまった彼は、気の流れを変える秘拳を学ぼうとするが…。

原題:太極1從零開始 2012年

感想

初めてBlu-rayディスクをレンタルした。アクションがきれいきれい。満足である。

本作で好き嫌いが分かれそうなのは、ストーリーが少しプアなのと、ゲームチックな演出だろうか。重心移動だったり、出演者には登場時に横に「2008年武術大会チャンピオン」みたいな感じで字が出てくる。それさえ許せるなら、エンターテイメントとしては優秀。

ステーィブン・フォンは監督としては、ストーリーに意外性がなく、そして編集が少し甘めだ。「みんなが楽しめる」作品を作るのは上手い。今回は「MIB」や「ワイルド・ワイルド・ウェスト」のソネンフェルドっぽかった。そして必ず自分が出演したり、恋人や友人がカメオ出演する。今回はスー・チー。冒頭で自殺する母親役だ。何か見逃したのかもしれないが、露禅が冷遇されるところをみると、母親は愛人か第なんとか夫人かなにかだろう。正妻、本妻ではない感じなのが非常に似合う。三部作らしく、どこかにダニエル・ウーも出てくるのではないかと思うが、どうだろう。(でもどうして広東語にしないのかなあ。舞台が大陸だからいいか)

主演の袁暁超は本当に武術ができるらしく、ドニー・イェンの次はニコラス・ツェーだけだろうか、と思っていたが期待できるかもしれない。アンジェラベイビーはかわいいかわいい。きりっとした美少女だ。ツインズのジリアンもきりっとしたポーズが似合ったのだが、ツインズとしても、ジリアン単体としても媚びるところがあった。それがアンジェラベイビーにはない。アクションもキレが良い。圧倒的な美女とはこういうことなのか、と思う。

敵役がエディ・ポン。台湾のアイドル出身。古い作品しか見ていないのだが、三十路をすぎて良い俳優になった。ズージンに肩入れしてしまったのだが、それが演技力の差なのだろう。地声ではないかと思うのだが、英語に訛りがほとんどなく、妙にきれいだ、と思ったら、なんだ、この人カナダ育ちでブリティッシュ・コロンビア大学中退じゃないか。今後も期待。

レオン・カーフェイの娘がアンジェラベイビーというのはなんだか変な感じだが、こちらも好演。

太極 ヒーロー

太極拳の聖地で学んだ奥義で悪を封じた楊は、秘拳を盗んだ嫌疑をかけられ、宗師の娘・玉娘に窮地を救われる。一方、楊に潰された鉄道計画の復活を狙う方は、玉娘の兄・栽秧を使って楊を追放しようと、“西洋式大砲”で村を急襲し…。

原題:太極2 英雄崛起 2012年

感想

スティーブン・フォンが彼氏親友を出さないわけがないのだ。
太極 ゼロ」と比べると、面白みが増したように思うのはダニエルのせいだろうか。編集の腕があがって、テンポが非常に小気味良い。映画館で見たかったなあ、と思う。とても出来のいいエンターテイメントである。

アンジェラベイビーのカンフーの見所がろくにないのが残念だ。

それにしても、「ハチミツとクローバー」でありだな、と思ったエディ・ポン、その間のものを一切見ていないのもあり、非常に成長著しく見える。「コールド・ウォー」もだが、悪役ばかりしてるけれど。くりっとした目と無邪気そうな表情で悪いことばっかりするからいけない。

さて、3ではどうなるのかな。奴はどんな次の一手を繰り出すのか。

コメント

  1. […] アンジェラ・ベイビーは中国の女優さんですが、私の好きなジェイ・チョウのバックダンサーをやってたこともあったり、香港映画にも出てたりと。「太極」でも見せた通り、すっごく動ける女優さんなのになあ。どうしてアクションをさせぬ!!!ただ、このポスターのアンジェラベイビー、ツインズのジリアン・チョンに似てるなって思ったの。 […]

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