セブンソード

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1600年代。満州人の清朝は漢族の明朝の滅亡を図り、清朝の王は「禁武令」を出し、反抗勢力をつぶしていく。強力な反清組織・天地会の危機を知った武術の達人傳青主(ラウ・カーリョン)は青年剣士韓志邦(ルー・イー)と女侠の武元英(チャーリー・ヤン)を伴い、武術の名門として名高い天山派に救援を求める。それにこたえて天山派4大弟子、楚昭南(ドニー・イエン)、楊曇(レオン・ライ)、穆郎(ダンカン)、辛龍子(タイ・リー・ウー)たちが結集して7人となり、彼ら「七剣」は清軍との戦いに挑んでいく・・・。

Seven Swords 2005年

感想

監督はツイ・ハーク。

何を隠そう、いわゆる大作映画、娯楽映画は嫌いではない。
ツイ・ハークといえば、ワンスアポンアタイムインチャイナシリーズや、チャイニーズゴーストストーリーだ。結構、好きな「大作」で「娯楽」だった。わかりやすいストーリー展開で、小気味のよさが信条の映画たち。
香港でもヒットしたらしいし、と期待をこめて見たのが悪かったらしい。
台詞が始まって驚いたのが北京語だったこと。香港の監督で、香港映画と思っていたのでびっくりしたのだ。しかも、吹き替えではなさそう。確かに、配給はワーナーだし、ああ、大陸市場が主眼なんだと思った。大陸の資本をもろに受けた香港映画とは相性があまり良くないので面白くないことをここで覚悟したのだが。

題材は「七人の侍」式の混沌の時代に無法者に痛めつけられた庶民が、七人の助っ人の助けを借りて無法者を追っ払う、というものだ。裏切り者がいるのも一緒。

違うのは「七人」の中に村人が二人入ることと、「七人」の中に明確なリーダーがいないこと、そして村を放棄してしまうことだ。そしてキャラクターの描き分けが足りない。七人ものが長いのは仕方がないのだけど、あれだけ長いのに七人のうち五人までしか描けていない。残り二人はストーリーには絡んでこない。三人の女それぞれの恋愛模様を描くくらいなら、一人減らして七人をきちんと描いた方が良かった。キム・ソヨンの緑珠は良かったけれど、いなくても良かった。

おまけに、話もおかしいのだ。天山で剣を与えられた元英(チャーリー・ヤン)は雲聴(レオン・ライ)に剣の使い方を教わる際に「天山の剣を使うには資格がいる(だから、もっと強い長など他の人には使えない)」と言われる。なのに、風火連城(スン・ホンレイ)は天山の剣を使のだ。設定が崩れてしまったではないか。

印象的なのは風火連城役のスン・ホンレイと、十二門将の紅一点、瓜哥洛役の人。陳佳佳。チェン・ジャージャー、と読むのかな。悪役の方が目立つという変な武侠映画である。

二時間半近くぼーっとつぶしたい方にはおすすめする。

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