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チョコレート・ソルジャー RAGING PHOENIX

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男に浮気されヤケ酒をあおっていたデュー(“ジージャー”ヤーニン・ウィサミタナン)は、女性ばかりを狙う誘拐組織「ジャガー団」に目を付けられる。
しかし、誘拐されそうになったデューを救い出してくれた1人の男がいた。
彼はHIP HOPダンスと酔拳を融合させた「泥酔拳」を駆使して、仲間と一緒に誘拐組織を追いかけるサニム(カズ・パトリック・タン)だった。
サニムと仲間たちは大切な女性をそれぞれジャガー団に誘拐されてしまい、復讐と救出計画を企てている者たちだったのだ。
「泥酔拳」を学んだデューは、囮となってジャガー団のアジトに潜り込むのだが…。

RAGING PHOENIX 2009年

感想

監督はラーチェン・リムタラクーン。

女戦士ものは多分にミソジニーの傾向があるのだが本作ももれない。不快であった。ただ、テーマをヒューマン・トラフィキングとしたのは上手いと思う。「助けて」と言う日本語があったように、日本人女性もタイにおけるトラフィキングのターゲットらしい。人間の涙から香水を作る、というのも気持ち悪い。という点で生理的に受け付けなかった。さらに言えば、私が個人的にタイが苦手だというのもある。具体的にはナンプラーが嫌いだ、というだけなのだが、極めて根深い。加えて、「チョコレート・ファイター」を借りたつもりが、「ソルジャー」だったというショック。最後の二点によって、このレビューは不当なまでに点が低いかもしれない。

一瞬一瞬の作画はとても綺麗なことがある。空のシーンに海のシーンや泥酔拳を学ぶ廃屋のシーンだ。その他もぐちゃぐちゃっとしてしまわないのがとても良かった。ドゥーの部屋(相当なお嬢様らしい)も赤ベースで雑多にものがたくさんあるのに結構綺麗な色彩だった。

主演のジージャー・ヤーニンをはじめ、おそらくワイヤーをほとんど使っていないんだろうなあ、というアクションは見応えがある。きっちり筋肉に力を入れて殴り、蹴っているのだろう。とても痛そうだ。

ストーリー展開はまあいいとしても、ラスト付近でドゥーがパイと男を片手ずつつり下げているシーンで、落下する男はペンダントを投げる余裕があるならどうして自力で這い上がらないのかい?(もう片手は脱臼したか折ったかしたんだっけ?)とか、ボスをちゃんと倒してないのにドゥーだけにパイを任せたら二人とも死にかねないじゃないか、とか思ったが、この男が死ななければ、痛みによって強くなるドゥーの泥酔拳は弱いままだから仕方がないのだろう。

そして、ドゥーがそんなフェロモンを出しているなら、恋人は浮気はしなかったんじゃないかと。(そもそも話が成立しなくなってしまう)

チョコレート・ソルジャー RAGING PHOENIX [DVD]

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“ジージャー”ヤーニン・ウィサミタナン, カズ・パトリック・タン, ホアン・ニー
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