2ROOMS

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「婚約者のジューンと浮気相手を撃ち殺す」と親友・テリーからの電話を受けたジュリアンは何とか説得を試みる。浮気相手であるジュリアンは絶体絶命の状況に…。

Across the Hall 2009年

感想

監督はアレックス・マーキン。

ブリタニー・マーフィーはぽっきりと折れてしまいそうな女優だった。大きな目に濃くアイメイクを施した(そのくせ、両目の大きさが明らかに違う)顔は美しいのだけど、どことなく病気っぽかった。実際に糖尿病だったらしい。その容姿よりも際立ったのは、ぐいっと大きな口から出るハスキーな声ではないだろうか。実にセクシーだった。どちらかというと、大人のセクシーさというよりは、コキンヌと言えば良いのだろうか、小悪魔でいたずら好きな少女のセクシーさだった。それが、浮気者のジューンの役柄によく合っていた。ジューンは中盤で死んでしまうのだが、血まみれで倒れ、だらりと横たわるブリタニー・マーフィーの姿が同年のブリタニー本人の死を予告するようで後味が極めて悪い。

ブリタニー・マーフィー以外の出演者に関しては語るべきことはなにもない。

ストーリーは単純で、ジューンの死以降、最後のオチがキモなのだろうけど、そこまで引っ張られるこっちは辛い。ジョニー・トーも真っ青なくらいのテンポの悪さだ。しかも、絵が美しいわけでもないから困ってしまう。時間軸をずらすのも悪くはない。けれど、このオチならばクロニクルで最後に時間軸を戻すのでも構わなかっただろう。オチもジュリアンが携帯電話をベッドに落としていって、その携帯を触らせまいとする争いからジューンが死ぬので、そこからテリーが相手がジュリアンだと気づくこともすぐにわかる。テリーがアンナが部屋に訪ねてきたときにジュリアンに応対させ、また銃から自分の指紋を拭っていることからも、テリーには腹に一物あることがわかる。それに気づかないジュリアンのめでたさ。パニクったらいけません、ということで。

このオチは面白くないわけではないのだけど、90分も引っ張る話ではない。もともとの短編映画は面白かっただろうけど、単純に伸ばしただけでは素材が死んでしまう。

2ROOMS [DVD]

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ブリタニー・マーフィー, マイク・ヴォーゲル, ダニー・ピノ, ナタリー・スミカ, ブラッド・グリーンクイスト, アリ・ヴァーヴィーン
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