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ポカホンタス

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Pocahontas 1995年

感想

監督はマイク・ガブリエル。

思い出すのは「セデック・バレ」と「ダンス・ウィズ・ウルブズ」だった。
言ってみれば、台湾先住民もアメリカ先住民も日本で言えば弥生時代くらいで止まっているのだ。止まることができるほど、豊かな大地なのであろう。それが、次の時代に進んでしまった者と出会えば、悲劇が起きる。

子供向けのアニメーションと、大人向けの映画と比べれば様々な点が異なる。言語の問題が一つ。ポカホンタスはジョンと会った段階で英語を喋る。

そして、甘い。理解しあえる、などと甘すぎる。あるのは悲劇だけだ。
事実、アメリカの先住民を何が襲ったのか。全てをアメリカ先住民の寛容にまかせ、何をイギリス人が、アメリカ人が行ったか、を全て省略してしまう。もちろん、瞬間瞬間にはポカホンタスとジョンは何組もいただろう。しかしその瞬間だけを全てのように描くことには、特に本作が子供向けであることから反対である。

実は、本作公開当時に私はアメリカにいた。しょっちゅうCMで「ぽーかほーんたーす」とやっていたのである。私は見に連れて行ってもらわなかったけれど、周囲の大人の判断は正解だったようだ。間違った認識を与えてしまうだろう。大人になってから見れば、ポカホンタスの髪の毛から花が、というようなシーンなどはアニメーションならではの演出であるし、実在の非白人の女性がヒロインであること(非実在であれば「アラジン」)、異人種間の恋愛を描く、など新しさは感じる。しかし、子供に見せるべきものではない。

ポカホンタス(吹替版)

ポカホンタス(吹替版)

土居裕子, 古澤徹, 立花敏弘, 京田尚子, 有川博, 佐山陽規, 松澤重雄, 津嘉山正種, 福沢良一
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