ワンス・アポン・ア・タイム

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呪いにかかった現代の町、“ストーリーブルック”。そこに住む人々は、自分たちの本当の姿を知らない。歳も取らず、記憶もなく、町を一歩も出ないまま暮らしていた。
小学校教師のメアリー、昏睡状態のデヴィッド、ウエイトレスのルビー…そして、そこへ突然現れたエマ。彼女の登場で、止まっていた町の時計が動き始める!エマを追い出そうと画策する美貌の町長レジーナ、町を陰から操る不気味なゴールド。エマは彼らと対決していく中で、町の“謎”に少しずつ近づいていく!町に隠された衝撃の真相とは何なのか?それは誰もが知っているあの物語の世界に…。

2011-2018

感想

アメドラよのう、と思うのは、だらだらとつながっていくところ。

中国ドラマのように、50話くらいで、ピシャッと伏線を回収してくれる方がいいなあ。もちろん、伏線を回収できないものもたくさんあるのだが。

既存の物語を組み立てなおし、それなりのスケールで、穴のない映像で、それなりの演技のできる人たちが演じる作品であった。穴だらけ、つっこみだらけのアジアドラマ(含日本)に走ってツッコミを入れることに面白さを覚えていたが、アメリカドラマってやっぱり良いわ。

ただし、「既存の物語」の上に構築する、という意味では新鮮さがなく、「物語る」という才能はどこに行ってしまったのだろうと思う。やはり、アメリカの時代は終わりつつあるのだろうか。

「物語」は原作通りではなく、全て「ディズニー」の物語ベースである。美女と野獣は「ベル」とか。白雪姫の小人たちに全員名前があって、「ハイホー、ハイホー」と歌うとか。「魔法のタンス」は「ナルニア」からだろう。お菓子の家の話は「ヘンゼルとグレーテル」あと、「眠れる森の美女」は魔女が出ていた。「妖精の粉」は「ピーターパン」。制作したアメリカABCはウォルト・ディズニー・カンパニーの参加にあるのだからディズニー制作の作品からの引用だったら楽なのだろうと思う。

気になったのは「チャーミング王子」と呼びかけているところである。あれは「プリンス・オブ・チャーミング」、いわゆる「白馬の王子様」とか「理想の男」というやつ。「チャーミング」という名前扱いなのだろうか。英語ではどうなっているのかが少し気になる。

どうしてヨーロッパの物語が現実化したらメイン州になるのだろう。このパターンは「ダーク・シャドウ」でもそうだったなあ。

今回は白雪姫、グリムの金の糸を紡ぐ小人(ルンペルシュテルツキン)、不思議の国のアリス、鏡の国のアリス、ピーター・パン、眠れる森の美女、ムーラン、ジャックと豆の木が元ネタ。そろそろ人魚姫が出るね。

おとなしい巨人が悪女ジャックと王子にやられた、というところが面白かった。確かに見方を変えればそうなる。なぜか巨人はジャックに財宝を奪われるのだから。

白雪役の女優もエマ役の女優もレジーナ役の女優には負ける。若いころ、少女時代を三人とも演じるのだが、一番年齢の落差があるはずのレジーナ役、ラナ・パリラが一番自然だった、と思ったら。なんと白雪役のジニファー・グッドウィンもエマ役のジェニファー・モリソンもラナ・パリラもほぼ年は36歳とか37歳とかそこら。

きえええええ。

ジェニファー・モリソンは29歳くらいの役をしてるわけで、ジニファー・グッドウィンも実年齢よりはるかに下の役をするわけだ。レジーナだけが実年齢よりも少し上だから老けメイクでできるので若いころを演じるにはラナ・パリラが有利なのだ。

恐ろしいねえ、女優は。

アメリカの演技人の層の厚さはこういうところにあって、これまで脇役に甘んじてきた人たちが主役に抜擢されたときにきっちりと演じることができるのだ。むしろ演技が上手すぎて脇役に馴染みすぎる。演劇人の層の薄い中華ものを見まくった後だと本当にアメリカってすごいと思う。

しかし問題は語るべき物語をなくしてしまっていることだ。
なんども語られたグリムやアンデルセンに戻ってしまうのはなぜなのか。

中国ドラマはおそらくこれから黄金期を迎える。
中国人は物語始める。そしてそれは世界に迎えられることになる。中国の人口ボーナスだけではない。

それは物語が新鮮だからだ。

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