ヤギと男と男と壁と

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あるアメリカ軍に、なんと”超能力”を専門とする部隊が存在していた!! 信じ難い実話をベースにした、まさしく型破りのエンタテインメントが誕生!公には存在しない”新地球軍”の兵士たちはラブ&ピースを謳い、長髪でヒゲ面。念動力や透視力、予知能力、ついでにダンスもトレーニングし、必殺技の”キラキラ眼力”を鍛え抜く。”地球上から争いをなくすこと”、そのためだけに彼らは厳しい訓練を乗り越えるのだが…。

The Men Who Stare at Goats 2009年

感想

監督はグラント・ヘスロヴ。

ジョージ・クルーニーという人は、イギリスのブラックユーモアたっぷりの映画のような風刺的な映画を作りたいのだろう。けれど、不発だった。超能力部隊という設定も、芸達者を揃えたのも良いコメディになれるはずだったのに。イラクを舞台にして反戦的な社会派映画にもなれるところだったのに。

私にはその社会派的な側面が鼻についたのだろう。

超能力があろうがなかろうが、ここは戦場。LSDに走って超能力を得たような気分になっても、ここは砂漠。どうあがいたって、ここは地獄。

嫌いではないはずなのだが、ジョージ・クルーニーがからむとなぜかそれが不快感に行ってしまう。ただ、「見つめるだけでヤギを殺せる男」として、眼力のあるクルーニーは適役だった。

ヤギと男と男と壁と (字幕版)

ヤギと男と男と壁と (字幕版)

ジョージ・クルーニー, ジェフ・ブリッジス, ユアン・マクレガー, ケヴィン・スペイシー, スティーヴン・ラング, ロバート・パトリック
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