大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇

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新婚なのにもう倦怠期といった様子の大木信義(竹野内 豊)と妻の咲(水川あさみ)。
ひょんなことから出会った韓国人スターや、個性豊かな女性選手たちとともに、
新居に引っ越してみたものの、気持ちが盛り上がるわけでもなく、些細なことで痴話喧嘩が絶えない始末。
そんなとき、2人は近所のスーパーの怪しげな占い師(樹木希林)の勧めで、1泊2日の新婚“地獄”旅行(温泉付き)
に行くことに。“地獄”で2人は、奇妙な人々と不思議な出来事に遭遇し……。

2011年

感想

監督は本田隆一。

緩いが、不思議と飽きることのないコメディだ。爆笑ポイントはないが、くすくす笑える映画ではある。爪切りならぬ角切りで、いつしか角を生やしたままにしているのは恥ずかしいということになって、というのがつぼだった。

「倦怠期の二人」だが、あの感じのラブラブさは長くつきあって短期間同棲して結婚したというカップルと同じ空気感で、「俺たち最近かみあってないじゃない?」という会話が浮いていた。「ね、新婚なのにだらっとした関係でいいわけ?」みたいな方に持っていくべきだったのではないか。水川あさみが一方的にぎすぎすしていただけで、竹野内豊がぼわーっとしながら包容しているのは見ていて微笑ましい。「最近かみあってないじゃない?」というカップルは男の方ももう少しきつい、そうでなければ突き放していると思うのだが。

いつの間にか、竹野内豊は普通にしているだけで笑えるという、非常においしいおっさんになっていた。素晴らしい。緑のジャージっぽい上着が可愛い。

が、妻役の水川あさみは声が割れていて辛い。黙ってりゃ良いのに。演技も「エネゴリ君、○○してるのね!」か「プラズマ・クラスターの清浄機♪」とやりそうな安っぽさ。なよっとしてないだけ良いのだけど。どうしてこの手のきりっとした美女たちは揃いも揃って大根なんだろうか。栗山千明しかり、田中千絵は言わずもがな。

荒川良々が少しきもくてとても良かった。

ラスト、「蝶だけは(地獄と地上を)行き来できるんですよ」というシーンがあったが、「僕は君のために蝶になる」を連想した。日本にも死者と蝶を関連づける思考体系があるのだろうか。また、地獄で「産まれるのを待つ」というのもアジア的。こういうストーリーは妙にキリスト教的になりがちで気持ちが悪いことが少なくないのだが、天国と地獄に分けるわけでなし、ぼわーっとした地獄が非常に日本的で良かった。(本当の地獄に堕ちた人、というのは赤い人たちなのかな?)

大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇 【Blu-ray】

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竹野内 豊, 水川あさみ, 樹木希林, 片桐はいり, 荒川良々, でんでん, 山里亮太(南海キャンディーズ), 橋本 愛, 柄本 明
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